華と会えなくなって一週間が過ぎた。



学校で風見が謝って来た。


由利香がとんでもないことをしたと。



昼休み風見と話しをした。


血の繋がらない姉の由利香をずっと好きだったこと。


今はそれを乗り越え、由利香を姉と思えるようになったこと。



由利香は最近結婚を約束した彼氏に降られ、


情緒が不安定になっていた。


だから幸せそうな俺と華をメチャクチャにしたかったようだ。



風見がずっと弟して由利香のそばにいると言った。



『風見由利香のこと頼んだからな。


俺は華に謝りたい。


たけど華が家出して一週間も会っていない。』



『本当に一週間も華に会ってないのか?


華の行きそうなとこ探したのかよ。』



『ああ探したよ。たけどいない。』



『携帯へ連絡した?』



『電源が切ってあるよ。』


『沢田俺が華に会えるようにするから、


待ってて。由利香がしたことの罪滅ぼし。』



華会いたいよう!



華に触れたい。



「夕顔も怒っているだろいな。」