『華明日土曜日だから、今日はここに泊まってくよ。

朝退院していいみたいだからさ。』



「夕顔は大丈夫なの?」



『田村とカオリさんに頼んだから大丈夫。


明日退院パーティーをするらしいよ。』



退院パーティー?



『夕顔が張り切ってる。料理は田村と姉さんが作るんだってさ。』



ありがとうみんな。



ありがとう私の家族。



『華これからは何でも話して。もう我慢はしなくていいからね。


俺は華がいないと駄目だから。


さっき華が心配してたけど、浮気なんて絶対しない。

俺が華と夕顔と生まれてくる赤ちゃんを、裏切るような事する訳ないだろう。


だから信じてほしい。


どんな時も俺を信じてほしいんだ。』



分かってる。



一輝を信じるよ。



『愛してるよ華。』



「私も一輝を愛してる。一輝を信じてるからね。」



その日久しぶりに一輝の腕の中で眠った。



私一輝信じていたよ。たけど現実から逃げてしまうなんて、



私怖かった。



ただ怖かったの。



だからあんな事になってしまったんだね。