結婚式も無事に終えた。



抱っこされたままの結婚式なんて、あり得ないとみんなに笑われた。



でも神父様は小さい頃からの一輝を知っていた。



一輝から、《僕のお姫様見つけたら抱っこして上げるんだ。そしてキスして結婚する。》



この話しを聞かされていた神父様は驚かなかったらしい。



みんなには、一輝に抱かれた結婚式の写真が載った葉書を送った。



三年の時のクラスメートからはお花やお菓子、



お揃いのパジャマなど色々なお祝いの品が届いた。



中には凄い下着が入っていたり、



エッチはDVDまで入ってたのは何?



一輝が何気に喜んでる。



送ってくれた子の手紙には、これで浮気防止と書いてあった。



その文章に固まる一輝。



私は少し意地悪したくなった。



「一輝一緒にこれ見ようか?」



『華まだ怒ってる?俺は浮気なんてしない。


華だけでいいんだから。』


一輝分かっているよ。



私は一輝のたった一人のお姫様なんでしょ!