私たちは覚悟を決めた。



『華本当は赤ちゃんが生まれて、落ち着いたら結婚式しようと思っていた。


こんなに慌ただしく結婚式やる事になってしまいごめんな。』



「一輝謝らないで、私みんなの気持ちが嬉しいの。


一輝の家の近くの教会って、一輝が結婚するならここでって思った教会でしょ。」



以前一輝が私に話してくれた。



一輝が小さい時、日曜日にお父さんといつも散歩した時立ち寄った教会。



《一輝は僕が大人になったら、大好きなお嫁さんとここで結婚式するんだ。》



五才にしてはかなりませていた一輝。



結婚式はあの教会でって一輝も決めていたらしい。



由美さんとは結婚式を挙げていない。



一輝と私の結婚式。



夢にまで見た先生との結婚式。



嬉しい。



『華大丈夫? 』



「一輝私その教会で結婚式挙げたい。」



一輝が頷いた。



子供が出来ちゃって順序が交互しちゃったけど、



私らしいかな?って思う。



何だか楽しみになってきた。



赤ちゃんもう少し待ってね。