美陽は
またこの時代の常だけれども
鑑別から
精神科送りになった
私達の時代はあの頃
問題を起こすと
精神病扱いになって
学校へ行かずに
病院から薬を飲まされるのが常だった
彼女の変わり果てた姿を想像してた私は
彼女の元気な姿に励まされた
私のときのようにいろんな事に傷つく脆い状態に
なっているのかと思ったら
相変わらず元気で
母親に少し怒鳴り散らしていたけれど
それは私が制して
母親の大切さを
美陽にいろいろ諭した
今考えると美陽もまた私のあの時と同じだったのかもしれない
夜の世界に飛び込んでしまった
それから美陽のいないLegendAngelesは
他校の私の同級生の子達や
2年の市内の有名人の女子
一年の光希がリーダーのようになっている
県内一円の150名近いメンバーが集まって
謎の上納金が私のもとに集まるようになっていた

