中2の秋はほとんど学校に行くことはなかった


その代わり皆が学校の時間帯は

ずっとジョギングしてた


何か努力していないと
全て失ってしまいそうな気がしていた


毎日5時間くらい走ってたかな






飲まされる薬を勝手に辞めてから




ずっといつも
何か大事なものを失ったように

すごく小さなことに
傷つきやすく、そしてイライラしてしまった




母親に当たることも多くなった



激しいケンカも多くなり




それが家出の原因になったが



いつも本当は自分がきついから
母親に当たっていることが

すごくつらかった



ある日一人で家にいるときに

大声で泣いてしまった




これ以上迷惑を掛けたくないし

傷付けたくないので





14歳のクリスマス前だった




本気で家を出ることにした








また戻ってきたら迷惑をかける

戻ってくるまでには



昔のように優しい自分でいたいと



強く自分に言い聞かせて





思いきって電車に乗って街に向かった



夜の仕事の募集に、

18歳だとウソを言って応募していた