いろいろ考えていたら、その後全く眠れなくて明け方になってしまった。

泣きすぎて目も腫れてる。

今日学校あるし、少し冷やして来よう。


保冷剤を取ってリビングで目を冷やしていると

「叶花、何しているの? 」

和樹くんがきてしまった。


「……… 」

「熱あるのか? 」

和樹くんは顔を覗き込んでくる。


「叶花、大丈夫?もしかして泣いてた? 」

「グスッ…和樹くんっ………怖い… 痛い 」

「どうした?どこが痛いのか俺に話せる? 」

「腕が痛いの………変なのができた  」


隠したい気持ちより、腕にあるものが怖いという気持ちが勝って、和樹くんに助けてもらいたくなった。