「いいよ、一人でやるから」
「彩響さん、あなたが仕事をしているように、俺も俺の仕事をやっているだけです。破廉恥な心はこれっぽっちも持っておりません。ですので俺にお手伝いをさせてください」
寛一さんは静かに、しかし力強く言った。その言葉に彩響は仕方なく、本当に仕方なくドレスを腰に半分くらい掛け、カーテンから出てきた。胸は手で隠したままだった。
「では、さっそく失礼します」
そう言って、寛一さんが早速ドレスを引っ張る。同時に体も引っ張られ、彩響はいつの間にか相手に抱かれている格好になっていた。あわてる余裕もなく、寛一さんがすばやく手を動かす。緊張と恥ずかしさで頭が爆発しそうになったその瞬間、寛一さんが彩響を離してくれた。
「出来ました。これで完璧です」
「え…え?」
「鏡でご確認ください」
早速部屋の鏡で姿を確認する。さっきこぼしたワインは一体どこに消えてのか、鏡のなかには元の姿の自分が立っていた。嬉しすぎてたまらない。彩響が大きい声をだした。
「ありがとう、本当にありがとうございます!助かりました!!あなたって本当にすごいですね!」
「いや、そこまでは…仕事をしたまでです」
「いや、これは本当にすごいよ!誰でもできることじゃないよ。本当、本当にありがとうございます、寛一さん!」
「え、まあ…その、…恐縮です…」
多少は大げさな反応に驚いた彼は、視線をそらしながら答えをごまかした。とても32歳の成人男性からは想像できない姿だった。
(なんかちょっとかわいい…かも。)
そう思ったけど、失礼なような気がして言葉を飲み込む彩響だった。
「彩響さん、あなたが仕事をしているように、俺も俺の仕事をやっているだけです。破廉恥な心はこれっぽっちも持っておりません。ですので俺にお手伝いをさせてください」
寛一さんは静かに、しかし力強く言った。その言葉に彩響は仕方なく、本当に仕方なくドレスを腰に半分くらい掛け、カーテンから出てきた。胸は手で隠したままだった。
「では、さっそく失礼します」
そう言って、寛一さんが早速ドレスを引っ張る。同時に体も引っ張られ、彩響はいつの間にか相手に抱かれている格好になっていた。あわてる余裕もなく、寛一さんがすばやく手を動かす。緊張と恥ずかしさで頭が爆発しそうになったその瞬間、寛一さんが彩響を離してくれた。
「出来ました。これで完璧です」
「え…え?」
「鏡でご確認ください」
早速部屋の鏡で姿を確認する。さっきこぼしたワインは一体どこに消えてのか、鏡のなかには元の姿の自分が立っていた。嬉しすぎてたまらない。彩響が大きい声をだした。
「ありがとう、本当にありがとうございます!助かりました!!あなたって本当にすごいですね!」
「いや、そこまでは…仕事をしたまでです」
「いや、これは本当にすごいよ!誰でもできることじゃないよ。本当、本当にありがとうございます、寛一さん!」
「え、まあ…その、…恐縮です…」
多少は大げさな反応に驚いた彼は、視線をそらしながら答えをごまかした。とても32歳の成人男性からは想像できない姿だった。
(なんかちょっとかわいい…かも。)
そう思ったけど、失礼なような気がして言葉を飲み込む彩響だった。



