ーside 紫苑ー
沙奈を迎えに来てから佐々木先生と話していると、数分も経たないうちに沙奈は保健室のソファーの背もたれに寄りかかり眠っていた。
さっきまで話していたのにな…。
あどけない表情で眠る沙奈に、思わず頬が緩んでしまった。
本当、いつも何の前触れもなく眠るから電車通学をしていて今まで乗り過ごさなかったことが奇跡に感じる。
それよりも、佐々木先生から嬉しい言葉を聞いて心がほっとした。
沙奈が、佐々木先生となにを話したかまで詳しくは聞かなかったけど、沙奈の口からそういった発言があったとしたなら嬉しい。
「佐々木先生、また沙奈をお願いするかもしれませんが、その時はよろしくお願いします。」
「いつでも大丈夫ですよ。翔太さんにもよろしくお伝えください。」
「分かりました。」
沙奈を抱き上げ、荷物を片手で持ち佐々木先生と分かれた。
車の後部座席へ沙奈を寝かせて、温かい毛布を掛けてから車を走らせた。
そういえば、ここ最近は沙奈の勉強や進路のことについてゆっくり話を聞く時間が取れていなかったけど大丈夫なのだろうか。
きっとまだ、俺が聞かない限り自分から話すことはないだろう。
ただでさえ、沙奈は無理をしてしまうから。
俺や翔太と同じ大学へ行きたいと聞いて、今まで生きてきた中で1番嬉しかった出来事と言っても過言ではないだろう。
目をキラキラ輝かせながら、大学の話とこれからの自分のことについて話してくれた。
あの日の出来事は、一生忘れることは出来ない。
沙奈からの希望を聞いたのは、あの日が初めてだったからな。
高校を選ぶ時も、音羽と瑛人が行くからという理由だった。
きっとこれも、大翔のお陰だろう。
大翔と出会ってから、沙奈の考え方は少しずつ変わって、自分のことを大切に思う気持ちを取り戻してくれている。
俺たちでさえ難しかったのに、やっぱり大翔は凄いな。
「紫苑…」
沙奈の眠りを見守っていると、沙奈は目を覚ました。
「起きたか?」
「ごめん、私あのまま寝ちゃったんだね…。」
目を擦りながら、沙奈はまだ眠そうだった。
それに、少しだけ声が枯れているような気がする。
「沙奈、喉痛むか?」
「んー…。」
はっきりしない頭で沙奈は頭をかかえていた。
きっとまだ眠いんだろうな。
最近は、本格的に大学受験に向けて勉強を遅くまで頑張っているからな…。
たまにはゆっくり休むことも必要で、沙奈にそう話をしたけど沙奈は、入院している間に遅れた分を取り戻したいと言っていた。
頑張り過ぎてしまうところがあるから心配になる。
「沙奈、ゆっくり休みな。」
沙奈は頷き、再びベットに横たわった。
喉に薬を塗った方が良さそうだけど、とりあえず様子を見ていくか。
沙奈の髪を整え、沙奈の部屋を後にした。
沙奈を迎えに来てから佐々木先生と話していると、数分も経たないうちに沙奈は保健室のソファーの背もたれに寄りかかり眠っていた。
さっきまで話していたのにな…。
あどけない表情で眠る沙奈に、思わず頬が緩んでしまった。
本当、いつも何の前触れもなく眠るから電車通学をしていて今まで乗り過ごさなかったことが奇跡に感じる。
それよりも、佐々木先生から嬉しい言葉を聞いて心がほっとした。
沙奈が、佐々木先生となにを話したかまで詳しくは聞かなかったけど、沙奈の口からそういった発言があったとしたなら嬉しい。
「佐々木先生、また沙奈をお願いするかもしれませんが、その時はよろしくお願いします。」
「いつでも大丈夫ですよ。翔太さんにもよろしくお伝えください。」
「分かりました。」
沙奈を抱き上げ、荷物を片手で持ち佐々木先生と分かれた。
車の後部座席へ沙奈を寝かせて、温かい毛布を掛けてから車を走らせた。
そういえば、ここ最近は沙奈の勉強や進路のことについてゆっくり話を聞く時間が取れていなかったけど大丈夫なのだろうか。
きっとまだ、俺が聞かない限り自分から話すことはないだろう。
ただでさえ、沙奈は無理をしてしまうから。
俺や翔太と同じ大学へ行きたいと聞いて、今まで生きてきた中で1番嬉しかった出来事と言っても過言ではないだろう。
目をキラキラ輝かせながら、大学の話とこれからの自分のことについて話してくれた。
あの日の出来事は、一生忘れることは出来ない。
沙奈からの希望を聞いたのは、あの日が初めてだったからな。
高校を選ぶ時も、音羽と瑛人が行くからという理由だった。
きっとこれも、大翔のお陰だろう。
大翔と出会ってから、沙奈の考え方は少しずつ変わって、自分のことを大切に思う気持ちを取り戻してくれている。
俺たちでさえ難しかったのに、やっぱり大翔は凄いな。
「紫苑…」
沙奈の眠りを見守っていると、沙奈は目を覚ました。
「起きたか?」
「ごめん、私あのまま寝ちゃったんだね…。」
目を擦りながら、沙奈はまだ眠そうだった。
それに、少しだけ声が枯れているような気がする。
「沙奈、喉痛むか?」
「んー…。」
はっきりしない頭で沙奈は頭をかかえていた。
きっとまだ眠いんだろうな。
最近は、本格的に大学受験に向けて勉強を遅くまで頑張っているからな…。
たまにはゆっくり休むことも必要で、沙奈にそう話をしたけど沙奈は、入院している間に遅れた分を取り戻したいと言っていた。
頑張り過ぎてしまうところがあるから心配になる。
「沙奈、ゆっくり休みな。」
沙奈は頷き、再びベットに横たわった。
喉に薬を塗った方が良さそうだけど、とりあえず様子を見ていくか。
沙奈の髪を整え、沙奈の部屋を後にした。


