すてきな天使のいる夜に~3rd story~




「今、とても幸せです。


だから、これからも紫苑や翔太を信じて包み隠さず話そうと思います。」



「沙奈ちゃん…。これからも応援してますね。」



「ありがとうございます。」



心の内を全て話すことは、まだ難しい時もある。



でも、自分1人で背負い込まなくていいことを教えてもらった。



『沙奈の背負っているものを半分背負うから。』



紫苑と翔太が掛けてくれたその言葉の意味が、少しずつ分かるようになった。




「沙奈、帰ろうか。」



佐々木先生と話をしていると、扉をノックしスーツを着た紫苑が保健室の扉を開けた。




「うん。」



「佐々木先生、今日も沙奈がお世話になりました。」



「いえ。私も沙奈さんと話ができて嬉しかったです。


少しずつですが、色んな表情を見せてくれるようになったので。


それに、沙奈さん。2人のことちゃんと信用していますよ。」




「そうか。心を開いてくれていることが何より1番嬉しいよ…。


沙奈の口から、そう思わせる発言が聞かれたなら…。」



「七瀬さん?」



「またか。」



2人のやり取りを聞くことなく、私は深い眠りへと落ちていた。