ーside 沙奈ー
暗闇の中、私は異様な息苦しさに目を覚ました。
喘息の発作とはまた異なるような苦しさ。
手足が冷たくなって、冷や汗も出ていた。
それに、胸が苦しい。
少しずつ、薄れていく意識の中私は携帯に手を伸ばし紫苑に電話をかけた。
早く来て。
助けて。
そう叫びたいくらいなのに、何も言葉が出てこない。
今月入って何回目なんだろう…。
きっとこれは、喘息の発作ではなくてもう1つの病気が原因だと思う。
洞不全症候群。
前にも、洞不全症候群の発作と喘息の発作が同時に起きて私は生死をさまよった。
倒れる前に、少しだけこの苦しさがあったことを思い出して、不安に駆られていた。
今月に入ってから、何度もこの苦しみが私に襲いかかる。
だけど今回は…
いつもと違う。
「沙奈!」
紫苑は、すぐに部屋に来てくれた。
「沙奈、分かるか?」
何とか、紫苑の言葉に頷くことが出来た。
「紫苑…。私…」
「何も言わなくていい。
すぐ、病院に行こう。」
「嫌!」
救急車を呼ぶために、電話をかけようとしていた紫苑の手を必死に止めた。
「沙奈?」
「お願い…。落ち着く…はずだから…。」
ゆっくり深呼吸して、何とか冷静さを保てばいつも1人でどうにかできていたんだから。
「沙奈ごめん。こればかり沙奈のお願いは聞けない。
悪い。ちょっと抱くよ。」
紫苑は私を抱き上げ、抵抗する力もなく私は紫苑の腕の中でぐったりとしていた。
10分もしないうちに救急車のサイレンが聞こえて、プツリと私の意識もそこで途絶えていた。
暗闇の中、私は異様な息苦しさに目を覚ました。
喘息の発作とはまた異なるような苦しさ。
手足が冷たくなって、冷や汗も出ていた。
それに、胸が苦しい。
少しずつ、薄れていく意識の中私は携帯に手を伸ばし紫苑に電話をかけた。
早く来て。
助けて。
そう叫びたいくらいなのに、何も言葉が出てこない。
今月入って何回目なんだろう…。
きっとこれは、喘息の発作ではなくてもう1つの病気が原因だと思う。
洞不全症候群。
前にも、洞不全症候群の発作と喘息の発作が同時に起きて私は生死をさまよった。
倒れる前に、少しだけこの苦しさがあったことを思い出して、不安に駆られていた。
今月に入ってから、何度もこの苦しみが私に襲いかかる。
だけど今回は…
いつもと違う。
「沙奈!」
紫苑は、すぐに部屋に来てくれた。
「沙奈、分かるか?」
何とか、紫苑の言葉に頷くことが出来た。
「紫苑…。私…」
「何も言わなくていい。
すぐ、病院に行こう。」
「嫌!」
救急車を呼ぶために、電話をかけようとしていた紫苑の手を必死に止めた。
「沙奈?」
「お願い…。落ち着く…はずだから…。」
ゆっくり深呼吸して、何とか冷静さを保てばいつも1人でどうにかできていたんだから。
「沙奈ごめん。こればかり沙奈のお願いは聞けない。
悪い。ちょっと抱くよ。」
紫苑は私を抱き上げ、抵抗する力もなく私は紫苑の腕の中でぐったりとしていた。
10分もしないうちに救急車のサイレンが聞こえて、プツリと私の意識もそこで途絶えていた。


