*夢*




どうもみなさん
お久しぶりです。



内倉 優亜25歳
現在、私は専門学校も
卒業して無事に声優に
なることができました。


まだ、駆け出しの新人声優だけど
本当に楽しいし、目指してよかったと思う。



そんな夢を叶えた私には
別の夢があるのです…



それは紀田と結婚して
素敵な家庭を築くこと…。



紀田はあの後、大学を首席で
卒業してお父さんの会社を継いで
今は、日本支部の方で社長として
頑張ってると言っていた。



そして私は今、そんな夢を
隣にいる鈴と菜々に語っているのです。



「んー、まぁ…2人ともまだ仕事始めたばかりだし…それなりに慣れてからでもいいんじゃないかな?」




私の夢であり悩みの一部でもある
話を聞いた鈴が苦笑いする



「そういう鈴さんは…ちゃっかり梓くんと結婚してるじゃないですかぁ?」



私がイタズラっぽく笑いながら
言うと鈴は顔を真っ赤にして
あわあわし始めた



こういうところ本当
昔から変わってないな鈴は。



「で、菜々はどーなのよ?」



「へ?私?」



今度は右隣にいる菜々に
視線を向けて質問すると


菜々は突然話を振られて
驚いたような顔をする。