翌日

望「…ん…あ、5時?急いで着替えてご飯作らなきゃ…」
起きて自分の部屋に戻り弁当を作り始める
ーピンポーンー
望「誰だろ?
はーい!!」
ートテトテトテー←望結が玄関向かう音
ーガチャー←望結が玄関開ける音
天幹「「「おはよ」」」
優「おはよ、望結」
秀「おはよ、望結」
望「朝食作れ、でしょ?
料理苦手メンバーこんだけいるってことは」
全員「「「「正解」」」」
望「そんなことだろうと思ったわよ…
出来てるからさっさと入りなさい
ここの階は私の貸し切りみたいだからね…
最上階貸し切りにしてくれるとか…理事長流石だわ」
秀「それ、絶対憲一さんの仕業だわ」
望「逆にこれくらいないと…何するかわからないから安心だわ」
皆に朝食を渡しながら会話する
望「で、秀兄、優兄、同盟の話はどうなったの?」
光「それなたんですけどね、良ければ同盟組ませてください。」
秀「了解した。これからよろしくな、天童。」
天幹「「「はい!!」」」
望「一件落着かしら…
はぁ…てか、天童も黒龍もパス簡単ね…
どっちも余裕でハッキング出来たわ…」
光「な?!
結衣の作った暗号を解いたのか?!」
結「そんな…望結…貴方何者?」
望「私は世界No.1ハッカー月光だよ。」
優と秀以外の全員「「「「えぇええええ?!」」」
光「まじかよ?!」
望「本当。
あ、黒龍と天童が許可してくれるなら私が暗号誰にも読み解けないやつで管理することできるけど…どうする?」
秀「お願いします、望結様!!」
優「俺からもお願いします、望結」
光「俺達も頼みたい」
結衣「私からもお願いします!!」
望「良いよ、早速始めようか
どうせ私はサボるし?」
秀「え、大丈夫なのか?」
望結「大丈夫よ。理事長に話したらテストの点数だけ良ければ自由にしていいって私言われたし?」
秀「お前…頭良いのか…?」
望「当然。だって…お兄ちゃん達には内緒で1年以内に全ての大学主席で卒業してるしね」
秀「もう驚かねぇ…」
光「すげぇ…」
望「証拠ならあるよ。いまパソコンと一緒に持って来るわ…」
望結が部屋に入り必要なものを持って戻ってくる
望「これが卒業証明書、これが主席にのみ与えられるもの。」
それぞれの大学ごとに分けて置く
秀「まじだ…
しかも全部1年以内…にトップで卒業してる…」
望結はその間にパソコンで天童と黒龍のロックを組ですら解けないように強力にしてかける
結衣「速い…打つスピードの速さが違う…」
優「ほんとだ…すげぇ…」
望「終わり♪♪♪
ふぃ〜…疲れた…
さ、屋上に皆で行こう?
昼ごはんも私の手作りだからさ♥」
全員「「行きます!!」」
屋上に全員で行く
望「今日のは全部出席にしてほしいって理事長に頼んだらオッケーしてくれたから安心していいよ〜」
秀「望結…ありがとう…」
優「さすが俺らの妹!!
可愛いだけじゃなく頭脳明晰…
自慢の妹だ!」
望「ありがとう、お兄ちゃん♥」
微笑むと周りが顔を赤くする
全員「「「「(かわいい//////////)」」」」
望「顔赤いよ、大丈夫?」
光「大丈夫!」
望「ならいいけど」
夏「ねーねー、望結!!
また手品見せてよ!!」
望「いいよ〜
じゃ、やろうか♪♪
今日は…空の雲行き怪しいから晴らしちゃお♪」
望結が空に手を向けると曇ってた空が一気に晴れて日差しが当たる
望「フフ、成功ね♪
でも、これだと皆暑いって言いそうだから…
冷たい風を吹かせましょう♪♪」
楽しそうに風を操る
光「すげぇ…」
秀「これが…望結の手品…?」
優「なんで…隠してるんだろ…」
望「ふふ
なんで隠してるのかは明日このメンツプラスお兄ちゃんたちの両親に話すよ
だから、それまで待ってて?」
秀「待つよ」
望「あらま、敵のお出ましだ…
私が狙いみたいね…
行ってくるからここから見てなさい
私が隠してた本当の理由を見せてあげる
何か思ったとしても、明日すべて話すまで何も言わないで。
それだけ伝えとく。」
それだけ言って屋上から飛び降りて着地し敵の元へ向かう
??「そっちから来てくれるとはなぁ、天姫(てんき)さんよぉ?」
望「そろそろ頃合いだと思ってました
それと、天童なら来ませんよ?
だって…私が来ないように足止めしましたからね」
??「好都合だ、天童と縁を切って俺らのとこに来い」
望「やだね!お前らみたいな下衆に私のおもりは務まらないよ。」
??「下手でいけば舐めおって!!ヤロー共手荒でもいいから攫え!!」
望「はぁ…馬鹿な人達…
さようなら♥♥(黒笑)」
拳銃を取り出し敵を全て消し去る
望「ふふ、私を敵に回すからよ
さ、あの人らのとこ戻りましょ」
屋上までテレポートで戻ってくる
望「ただいま」
秀「お前…殺したのか…あいつらを…」
望「そうだよ、秀さん。
今見たことが真実。」
光「…事情は話してくれんだろうな??」
望「明日、話すよ。ちゃんとね
まぁ…証拠を出さずに消したから奴らは失踪って扱いなるだろうけどね
あいつらは…天童、お前たちを殺そうとしたんだ
今夜、あの族を潰す…
先に情報手に入れてたからね、今朝のうちに
お前たちには…死んでほしくないから…私はお前達を守るために…修羅へと堕ちる。」
全員「…………」
望「お兄ちゃん達、今夜22時にこの学校の校門前で待ち合わせね
その前に、私は今からあの腐った族を…蝶姫(ちょうき)として潰してくるから。」
秀「え、蝶姫…?蝶姫は望結なのか…??」
望「そうだよ。」
屋上の影に行き蝶姫の格好をして蝶姫のピアスを付けてウイッグとカラコンを外してみんなのとこへ戻る
秀「!!望結…なのか??」
望「そうだよ。これが本当の私。蝶姫としての姿。
じゃ、行ってくる。
…先に言っとくけど…皆を…騙したかったわけじゃないんだ…
私は臆病だから…皆に話す勇気無かった
だから、隠した。
お兄ちゃん達とは血のつながりはないけど…私は本当の兄だと思って接してた。
でも、それは明日の私の本当の話をするまでの仮初の関係。」
それだけ言って立ち去る
ー数時間後ー
「家に帰ってバイク取ってから来たら遅くなっちゃった…
さっさと片付けてお兄ちゃん達に合流しよう」
昼間に来た血毒の倉庫の前に立つ
ーガッシャーンー←血毒の倉庫の扉を蹴破る
血毒下っ端「誰だ!!」
望「ハロー、血毒の皆さん♪
蝶姫だ♪
お前達を潰しに来た♪」
血毒総長「いいだろう。やれるもんならやってみろ!!」
望「ふふ、さようなら、血毒の皆さん♪♪」
拳銃を取り出して引き金を引き血毒を全員跡形もなく消し去る
望「呆気ないものね…
…さ、校門前に行こう」
バイクで学校の校門前に移動し蝶姫の姿から華姫の姿に変えて月と虹を待つ
月「華姫!!おまたせ!あの族どうなった?」
華「血毒はレイプとか悪さしてたからきっちり消し炭にしたわ。血毒の倉庫も消してきたから更地になってるわ。
虹「怖いな、敵にすると…」
華「今日が…私達三人での活動最後よ。
私は今日で華を辞める。
明日で天童の姫と貴方達と他人に戻る。
虹、天童がそこにいるんだろ?」
虹「いるぜ。出てこいよ、天童。」
天童が出てくる
華「皆を騙すようなことして済まなかったな…
天童も付いてこい。
私らの仕事を手伝ってくれ。
虹、月、組長にはすでに伝えてるから問題ない。」
虹「わかった。華、指示もらえるか?」
華「まず、私が正面から無力化していくからお前達全員は無力化した奴らを縄で縛りつけろ
武器持ってればそれらは手袋履いて回収しろ。
これが、手袋と袋だ。これに武器類入れろ。
お前達はバイク全員持ってきてるな?」
袋と手袋を渡しながら言う
全員「持ってきた。」
華「よし、じゃあ…手袋先にお前らは履いとけ
次、縄で縛った奴らを1か所にまとめて退路を確保。そして、警察来たら中に入れろ。
私のことなら気にするな
警察来たらお前達は現場から離れた〇〇公園にて待機。
その公園には私が予め結界張っておいたからその中に入れ。
お前達全員だけしか入れない仕様にしたからな。」
全員「了解」
華「じゃあ…行くぞ…
私のスピードについて来い!!」
それぞれのバイクに皆で乗りヘルメットを付けずに望結を先頭で望結のスピードについていく
21時50分、神沢組前に着く
華「22時突入だ。
気を引き締めろよ?
今回は捕縛目的だから殺さないで仕留める。
私が先に行くからあとに続け。
……よし、22時。突入開始…」
華が神沢組のドアを無音で消し中に入っていく
他の皆は門の端に隠れて様子を見る
神沢組下っ端「誰だ!!」
華「ふ、月虹華といえばわかるだろ?」
神沢組下っ端「月虹華?!一人だけか?」
華「さて、どうかな?お前達に答える義理はないよ。」
拳銃を取り出して組員の四肢を神経を断つように打ち込み無力化して進んでいく
月「一瞬で倒れた…
何やったんだ、華…」
虹「行ってみればわかるだろ
行くぞ!!」
華以外の全員で華が無力化した奴らを縛り上げて武器を取り上げていく
虹「なるほど、華…お前賢いのな…」
月「どゆことだ?」
虹「華はこいつら全員の両肩両足のツボに入ったら力が抜けて意識を失うとこを貫いたんだ。それも…神経ごと…
残酷だよ、華…」
月「なぜそんなことがわかるんだ?」
虹「これ、見てみろよ」
敵の一人の肩を見せると小さな点みたいなのがある
月「この点から血の臭がする…?ここを撃ち抜いたってことか…?」
虹「そゆことだろうな。でも、これで死んでるとしたら…まずいな…
どうする気なんだ、華…」
光「…わかった、こいつら生きてる
てことは、再生使えば…こいつらの傷はなくなり動ける。
だが、暴れる可能性出てきたな…
縄で縛るのもそれを防ぐためか…?」
虹「そんなこと可能なのか?」
光「あとで見てたらわかると思いますよ。
な可能性が高いってだけでどうするからわかりません」
虹「そうだな。」
ー数時間後ー
華「片付いたな…
さてと、意識なくなった奴らがほとんどみたいだから意識を戻してやるか…」
組長他数人を無力化した状態で連れた華がやってきて縄で縛り上げて拳銃を取り出して全員に放つと皆の意識が戻り動けるようになる
光「やっぱりか…」
虹「嘘…だろ…」
月「信じられん…」
華「…警察は来てないのか…
使えねーな…
結界は解除するか…
さて…神沢組はこれで潰れたな??
お前らの悪さが祟ったんだ…
ざまぁないな??
蝶姫が来る前に俺らで潰せて良かったよ。
俺らが動かなけりゃ、蝶姫が動いてたからな…」
虹「まさか…華、蝶姫はすでに目を付けてたというのか…?」
華「そうだぜ?まぁ…この組は蝶姫が潰したようなもんだけどな…
こいつら放置して俺らは撤収するぞ」
気絶してる奴らを玄関先に括り付けて警察宛に蝶姫の名前で手紙を付けて全員で立ち去る
光「どうして蝶姫の名前で置き手紙置いたんだ?」
望「簡単だよ、私が警察と手を組んで族や組の検挙の手伝いしてんだ。
だから蝶姫が来たってことにすればいい。
それに、私が華ってことは警察は知ってるからあいつらがそれを言っても問題はない。
本当は、あの組も警察が目を付けてたんだ。
でも、その前に華として組を潰した。
そして、華と蝶姫は同一人物。
それを警察は知ってるから私がどんなことしても咎められることはない。」
優「それは知らなかった…」
望「言ってなかったからね…
あと、警察と手を組んでるが…天童と黒龍、渡辺組を売るつもりもないし検挙させる気もない。
私が関係者と言ったら私の責任ということで警察公認となってる。
お前達が悪さしない限り検挙されることはない。
だから、安心して暴走するといいさ。
私からの最後のお前達への詫びと礼だ。
私から渡したピアスと腕輪あっただろ、天童。
それつけてればお前達は私の名前を出せば大抵のことはなんとかなる
薬とかレイプしてたなら話は別だが…暴走するだけで悪い族や組を潰すんだったら黙認だ。
私からも警察にそういう情報入れてるからお前達が宣戦布告しない限り検挙されることはない。」
秀「…ありがとう、望結。」
望結「私はもうすぐ皆の知ってる望結じゃなくなるよ。
さぁ、渡辺組に行くぞ。」
バイクで渡辺組に向かい組長のとこまで望結が向かう
望「組長、華です。」
憲一「入れ」
望「失礼します」
望結の他全員が入ってくる
憲一「さて、報告は?」
望「全員無力化し、警察に無事お縄につきました。その報告が警察から私宛に来たので間違いありません。」
憲一「よくやった。で、どうして望結が警察と繋がってるのかな??」
望結「私の過去も含めてすべて話しましょう。
全員、揃ってくれてるようですしね…
今から話すのは真実です。
そして、貴方方のこれからについても保証出来る話をします。」
憲一「わかった、聞かせてくれ。」
望「うん。」
望結は自分が両親から虐待を受けていた事、魔法が使えること、それが原因で両親をこの世界から存在を消したこと、月虹華として以外に蝶姫として活躍してること、警察に天童、黒龍、渡辺組がレイプや薬などの犯罪を行わない限りこの3つは警察に目をつけられず被害者側になれること、宣戦布告なども相手からだった場合警察は相手側のみをとらえること、私が世界No.1ハッカーであり組の情報も全て握ってる情報屋であること、暗殺者としてハルとして活動してること、などを話した。
望結「以上が私の全てよ。
質問は?」
光「どうして、そんなに役職あるんだ?」
望結「それはね、私が…この世界で1番の権力者だからだよ。
その気になれば…私は世界を…この世界を…壊せる力を持つ。
分解魔法。これがある限り…なんでも殺せるし壊せる。
再生魔法は…自分の体に傷付いた相手の痛みの何兆倍にもなって跳ね返ってくる諸刃の能力。
つまり、私は悪魔にも神にもなれるってこと。
全ては私の気持ち次第なのよ。」
憲一「そういうことか…。」
望結「憲一さん、私を拾ってくれてありがとうございました。
丁度良いから私ここで宣言するわ!
私は天童の姫を辞める。渡辺家とは縁を切り他人同士で過ごす。
秀さんも優さんも…もう、私の兄ではない。
…警察に何か言われれば華または蝶姫の名を出せば見逃してくれる。
それと、お前達と縁は切るが…多少の手助けはする。
ロックはすべて私が作り上げて私の方で管理する。
敵の動きなど分かれば皆には連絡しよう。
他人同士にはなるが、援助はする。
それだけの間柄だ。
私はこの家も学校もやめる。
私はすでに中学の頃に世界中の大学を主席で卒業してるから勉学なんてひつようないしね。
…今日までありがとうね
そして、さよなら」
それだけ言って皆のいるとこから立ちあがり外に出ようとする
ーガシッー
光「ちょい待てよ。俺らはまだ何も言ってねーぞ。」
望結「離せ。
ここから先、私のすることの邪魔をするな。
邪魔するなら、お前達の命が飛ぶぞ。
私が…殺すことになるからな。
今、この瞬間からお前達とは他人になる。
つまり、遠慮なく殺せるんだよ」
光「…俺の気持ちも伝えてないのに…聞かないで行くのかよ??」
望結「光輝の気持ち…??」
光「俺は…初めてあったときからお前が好きだったんだ…。
ずっと…蝶姫や月虹華に憧れてた。1度会ってみたかった。
そして、やっと…会えた。
それも…俺の初恋相手が俺が憧れてやまなかった望結だったんだよ…。」
望結「絶望したでしょ、こんな人殺しを憧れにしてたんだから。」
光「違う。憧れてたままだった…。
なぁ…望結…俺と付き合ってくれないか…?」
望結「お前、後悔するぞ。私は人殺しだ。
そして、お前達が憧れて見本にしていい人物じゃない。」
光「それでも…お前を愛したいんだ!!」
望結「はぁ…私の負けだ。
いいよ、付き合ってあげる。
人殺しだから言うつもり無かったのに…
私も光輝が好きだったよ。」
光「ほんとか…?」
望結「ほんとだよ。」
憲一「望結。お前とは家族のままたぞ。勝手なこと言ってくれるな。お前は俺らの愛娘だ。」
憲一さん…
秀「俺もだぜ、望結。永遠にお前の大好きな兄だぜ。やったことは人殺しかもしれないけど一般人を守ってくれてたならそれは正義になる。」
秀兄…
優「兄貴と親父の言うとおりだぜ、望結。
俺も永遠にお前の大好きな兄だぜ。」
優兄…
夏「今聞いたことはホントなのは理解した。その内容には色々驚いたけど、私としては可愛い親友が出来て嬉しかったんだよ?
だから、今更嫌いになって離れるわけには行かない。」
夏美…
翔「お前、自分で気付いてなかっただろうが時々俺らの仲良の良さを見て寂しそうに泣きそうな顔で見てたの知ってるんだぜ?
ここにいる天童はそれに気付いてた。
でも、言われたくないだろうと思ったから黙ってたんだ。
どうせずっと一人で抱え込んでたんだろ?
少しは俺らを信用出来てたならそれだけで充分なんだぜ?」
翔…
慶「全く……私達が望結を見捨てるわけ無いでしょう?
むしろ、望結の抱えてたものすべて知れて良かったですよ。
時折悲しそうにして私達を見てたのだってこれを話せば裏切り者って言われたりして嫌われて離れていくと思ったからなのでしょう?」
慶……
美香「貴方はどんなことをしても私達の娘であること、後継者であることに変わりはないわ!!
むしろ、私達が気付くべきだったのに気を遣わせてごめんなさい…」
美香さん…
聖「お前は瑠璃原中高一貫校の生徒だ。
お前が卒業するまではきっちり俺達が責任を持って守る!
だから、居なくなるな!」
聖さん…
光「俺らは全員お前が大事だった。
お前が俺らといるときも学校にいるときも常に作り笑いばかりで本当の笑みを見たことがない。
それだけじゃなくお前は俺らを見つめる目が寂しげで泣きそうで今にも儚く散りそうな感じに見えた。
それに、そんなに体が細いのも…あまり飯食えてないんだろ?
いつも、俺らの前では飲み物だけでしか過ごしてないからな。
そんだけ細いのに良くあんな喧嘩出来るなって思ってたんだわ。
その理由もなんとなく今の話でわかった。
お前の抱えてた闇も大きくてとても重いものだった…
それを話させた俺達はお前に責められても文句はいえねぇ…
…俺と…幸せな道歩こうぜ?
絶対、お前を後悔させない幸せな道に連れて行く。
だから、一緒に幸せな道を歩こう?
過去は忘れる事はできなくても前にはすすめる。
俺らもいるんだから!」
光輝……
望結「ほんと…皆…馬鹿だよ…バカだ…」
涙を零し地面に崩れ落ちそうになったところを光輝が支えて抱きしめる
光「今は思いっきり泣け。そして…いつかは俺らに本当の笑みを見せてくれ。今は作り笑いでもいい。でも、悲しいなら泣いて苦しいなら苦しいって言え。俺らはどんなことになっても一緒にいる。」
望結は抱きしめられたまま泣き続ける
望結「…久々に…泣いた気がする…
今まで…人前で泣くこと…無かったのに…
こんな…泣いたの…初めて虐待された日以来だよ…」
憲一「そういや、言ってなかったが元々光輝と望結は婚約者同士だからな?」
全員「は?」
望結「光輝…知ってた…?」
光「婚約者いるのは知ってたが…名前とかは知らなかったな…」
憲一「お前達が知り合ってたのを知ってな、それでお前達なら両想いなるだろうと思って見守ろうと光輝の両親と話してたんだよ。
光輝の家は世界No.2の組と財閥でな、私らと光輝の両親は幼馴染であり、初代黒龍と天童の総長と姫だったんだ。
元々、同盟組んでたんだけど…2代目達の代が解消させてな…困ってたんだが…黒龍は秀達が入ったからいいけど天童については動向がわからんかったから秀達の代と光輝の代で再び同盟組み直せて安心したよ…
まぁ…天童の姫に…望結がいたとは驚いたけどな。
あと、追加でカミングアウトするなら、秀と優、お前達の彼女も元々婚約者だよ。
お前達の方も上手くラブラブ関係になれて親としては安心してるんだよ?
今頃、秀と優の彼女も本当の事聞かされてるだろうな笑」
秀「笑い事じゃねーよ!親父!!」
優「色々驚きの連発で頭こんがらかるんだけど?!」
望結「……あ……秀兄!優兄!!大変!!
秀兄と優兄の彼女拉致られた!!」
水晶を見ながら言う
秀と優「何?!
望結!どこの誰だ!?」
望結「!!
こいつら………許さねぇ……私の…あの事件の一端の原因の一味だ…
この顔、この特徴…間違いねぇ…
最悪だ…
こいつら…殺す……
お前らは来るなよ??
来たら…お前らは助からねえ…
こいつらは私と同類で魔法師だ。
魔法師は魔法師同士でしか互角に戦えない
お前らは足で纏いになる!!
…私をおびき寄せる餌だな?
上等じゃ…妾を怒らせた罪…償ってもらうぞ…」
秀「俺も行かせてくれ!!」
優「俺もだ!!」
望結「……2人の大事な彼女だもんな…
仕方ねぇ…私の指示に従えるなら…連れてってやる。
私の手を握りな。
秀は私の左、優は私の右握れ。」
優と秀が言われたとおりにする
望結「行くぞ。
ここにお前たちは残れ!
救急セットや医者、寝床を用意しとけ!!
医者なら、このメモに書いてるとこに連絡しろ。
蝶姫の名を出せばすぐ来てくれる。
私がまずいことになった場合も含めてその院長にお願いしてあるから呼んどいてくれ!
優兄、秀兄、行くぜっ!
『テレポート!!』」
そう言って優と秀を連れて彼女らがいるとこまでテレポートする
望結「着いたな、中に入ったら入り口付近で待機。
私が彼女を奪還しお兄ちゃん達のとこに連れてくる。
そしたら、お兄ちゃん達を渡辺組のさっきの部屋に転送するからそこで医者とかに見てもらえ。
彼女の側に居てやれよ?
怖がってるだろうから優しく丁寧に接しろ。
詳しくは医者から聞け。
良いな?
私はここの下衆を片付けてから向かうから時間がかっても待ってろ。
いいな?」
念押しを込めて二度同じことを言うと2人は頷く
望結「入るぞ。」
中に3人の気配を消して入り彼女いるとこを匂いで探しみつけてお兄ちゃんに目で待機の合図を送り彼女達の意識がない間に敵の隙を付いて彼女を二人抱えてお兄ちゃん達に渡し気づかれないようにお兄ちゃん達を組長の部屋に送る
望結入り口に立ち気配をわかるようにして入っていく
望結「……久しぶりだな、西園寺明??」
明「久しぶりだね、望結。
やっと戻ってきたんだね、マイエンジェル?」
望結「はっ、誰がこんなとこに戻ってくるかよ
相変わらず汚らしい…
私をおびき出すために例の彼女らを使うとは…芸のない…
あ、そうそう、お前達の捉えてた彼女らはすでにここにいないから人質の心配はないから思う存分暴れられる」
明「いつの間にそんなことを?」
望結「お前みたいな三下に教えてやる義理はないね」
明「話したなるようにしようか?」
望結「はぁ…寝言は寝て言え、バカが…
お前達はすでに…死んでるよ?」
拳銃を取り出し周りの奴らを消し炭にしていきながら微笑み悪魔と天使の羽を出す
明「な?!お前…悪魔と天使の合体?!」
望結「クックックッ…馬鹿め…言ったろう?お前らはすでに地獄に堕ちることが決まっている、と。
それを決めれるのは私♪私がこの世界の命運を握っている。それに、何処の世界でも私は頂点に君臨するもの。
つまり、逆らえば…お前達の能力も私の思いのままに操れるの
だって、その能力は私があげたんだもの
私の能力の一部を分け与えた。
でも、それをお前達は履き違え、欲望のままに使った…そんなやつからは私の力を与えた意味がない
返してもらうぞ、われの力を…」
望結は力を奪い返し連中を全て地獄へ送りこの世界で失踪扱いになるように書き変えて元の姿に戻り渡辺組にテレポートで戻る
望結「ただいま」
秀「無事だったのか!
戻ってこないから心配したぜ!!」
望結「かなり手こずった…
天!!私も治療に回る!!」
医者としてきてた西城天(さいじょうてん)
天「すまん!頼む!!
俺じゃこの程度が限界だ!!」
優「大丈夫、だよな…?」
望結「優兄!秀兄!!私が助けるから彼女さん達の手を握ってて!!
天!あんたはそのままその人の治癒魔法かけ続けろ!
私らもう一人を治してからそっちに行く!
くそっ!!
ここであれを使いたくねぇけど…開放しないとだめだな…」
望結の背中から天使と悪魔の羽を出し天使の輪っかと悪魔の耳を合わせてルシファーの姿に変わり彼女達の額にキスを落とす
すると彼女達の目がゆっくり開いていく
それを確認し望結は天使と悪魔の羽とかの副産物をしまう
秀「今の…天使と悪魔の…」
望「そうだよ。私は堕天使ルシファーでもあり、ソロモンでもある。」
優「すげえ…」
望「多分、これで大丈夫だよ。」
全員「すげぇ…(すごい…)」
望「うん」
秀「もう、隠してることないよな…?」
望「ないよ。光輝、こっち来て。天、あとは任せた。」
光輝「あぁ…」
天「はいはい…」
望結は光輝の手を引いて自分の部屋に連れて行く