放課後、私は言われたとおり校門のとこで待ってると光輝がバイクで現れた
光「望結!待たせてすまない
早速だが…バイク乗れるか?」
望「わかった
失礼します」
ヘルメットを光輝から渡されそれを被りバイクに乗り光輝のお腹に手を回す
光「行くぞ
少し時間ないから飛ばすが怖かったら俺の腕突いてくれ」
望「わかった」
そう言ってバイクがかなりのスピードで発進する
20分したら大きな倉庫みたいなのが見えた
光「着いたぜ」
そう言ってヘルメットを外して降ろしてもらう
望「ありがとう
ところでここは…?」
光「俺ら天童っていう族の倉庫だ」
光輝は微笑み倉庫の中に入って行くので慌てて隣より少し後ろに下がって付いていく
ガラガラガラ…
倉庫の扉が開くとそこには生活出来そうな大きな空間があった
天童の下っ端(以下天下)「「「こんにちは!!」」」
光「おう!お疲れさん」
驚いてる私を置いて中に入っていく
望「どうした、望結?
こっち来い
大丈夫だから
お前ら下っ端全員集めとけ!!」
天下「はいっ!!」
望「あ、うん」
慌てて光輝の隣に行くとさり気なく手を繋いでくれる
私は驚いて光輝の顔を見つめると微笑んでいた
光「2階、行くぞ
俺ら幹部しか行けないとこだが…俺がいるから特別な?」
望「わ、わかった」
ビクビクしつつも私は付いていき2階に続くドアを開けると…
そこには美男美女が4人揃っていた
??「あれ〜?
光輝が珍しく可愛い女の子連れてる〜
どうしたの〜?」
可愛い美少女が光輝に聞く
光「彼女は葉渡瀬 望結。俺の学校の同級生だ。
それで…彼女を天童の姫にしようかと思ってな
彼女から返事は貰ってないし説明すらしてないんだが…
なってくれないだろうか?」
おそらく前半は目の前の美女達に向けて後半は私に向けて言った言葉だろう
望「えーと…あまり詳しくないし…噂で聞いた程度だから確認させてほしいんだけど…
まず、ここは天童っていう全国No.1暴走族グループであってる?」
光「そうだ。」
光輝が即答する
望「1番わからないんだけど…姫とは何?」
慶「はじめまして、望結さん。僕は天童の幹部の黒葉 慶(くろばけい)といいます。慶と呼んでください。
姫とは僕らが守るべき存在であり、それは総長である光輝の彼女ということを意味するんだ」
真面目そうな美男が自己紹介を入れつつ説明する
望「なるほど…
…この空気だと断るのはダメそうですね…
わかりました…天童の姫になりましょう…」
??「やった!!
これからよろしくね!望結!」
最初に声かけてきた美女が抱きついてくる
望「よ、よろしくお願いします…
え…と…すみませんが…美女さんの名前は??」
夏「あ、ごめんなさい!!名乗ってなかったね
私は天童の幹部の春日部 夏美(かすかべなつみ)だよ
夏美って呼んでね♪
よろしくね♪」
夏美が言うと続いて美男が自己紹介を始めた
翔「はじめまして、俺が天童の副総長の天川 翔(あまのがわしょう)
翔と呼んでくれると嬉しいかな
これからよろしくね♪
で、そこでパソコン弄ってるのが幹部の天宮 結衣(あめみやゆい)」
結「天宮 結衣です。よろしくお願いします。」
光「で、俺が天童の総長・渡邉 光輝だ。
基本はこの5人で活動してる」
望「な、なるほど…
皆すごく強そうなのに更に上乗せで美男美女構成は強い…
え、これ…別の意味で命狙われない??
この美男美女の中にブスが紛れ込むのは大丈夫なのかな…?」
光「気にすんな
お前はここのメンバーも気に入ってるんだからな」
望「そ、そなの?」
光「てか、ここのメンツ皆同級だから気にすんな」
望「そ、そうなんだ」
光「さて、次は下のメンツに顔覚えさせて顔パスにさせるからな」
望「了解…」
光輝に続いて1階に降りて光輝が呼び寄せて皆の前に立つ
光「今日から天童の姫になった葉渡瀬望結だ!!
顔覚えて守ってくれよ?」
天下「「「はい!!
よろしくお願いします!!」」」
光「望結、自己紹介お願いして良いか?」
望「わ、わかった…
でも、ここからじゃ皆の顔見えないな…」
ートンッ シュタッー
2階の柵から飛び降りて着地した
望「はじめまして、葉渡瀬 望結です
いきなり天童の姫になって不満に思う人は今のうちに文句をお願いします
反対されてるのにここにいる必要はないので」
天下「大丈夫です!!望結さんを守ります」
望「ありがとう
それと、総長を含めたここにいるメンバーに言う!
私を守る前に自分の命を優先してほしい!
ここにいるメンバーに何かあると私を守る約束果たせないでしょ?それに自分の身は自分で守れるから拉致られても慣れてるから対処出来るし気にせず追うことはしないでください。
これからよろしくお願いします」
天下「はい!!」
望「あと、私には敬語も呼び捨てもいらない!
みんなと仲良くなりたいから」
天下「「「わかった!!」」」
光「最高だな、望結。さて、顔合わせ済んだし2階行くぞ?」
望「わかった」
ー2階に上がるー
光「なぁ、望結?」
望「何?」
光「望結は俺らに媚び売らねーケドそれはなんで?」
望「え?媚び売って欲しいの?違うでしょ?
それに…あんなケバくてダサいブスと一緒に思われてるとか…心外だわ…
媚び売っても私にはなんの得もないもの。
暴走族は怖いだけ…だから…私は…あまり暴走族が好きじゃない」
光「俺らのとこは大丈夫なのか?」
望「ここは大丈夫みたい…むしろ…安心する」
光「そっか、それなら良かった」
望「うん。暇だから…ちょっと…面白いの見せようか」
夏「え?!何見せてくれるの?!」
望「手品♪」
翔「手品出来るのか?!」
望「生まれつき…出来るんだ…
じゃ、見せようか」
ーパチンッー
望結が指を鳴らすと幹部達の耳と手首にピアスと腕輪が付く
光「これ、俺らにくれるのか…?」
望「うん、そうだよ
私がこれからお世話になるからね
下っ端の方にも今の一瞬で付けたから混乱してるかもね」
翔「ちょっと俺見てくる」
翔が下に行く
望「幹部だけは…知っててほしいかな
私は…その気になれば人を殺す事ができる」
光「どゆこだ?」
望「言葉で言うより実際に見せたほうがいいかな…」
そう言って一個の拳銃を懐から取り出す
光「それ!?銃じゃねーか?!何する気だ?!」
望「安心して、ここの人達に向けないから
あと、私の片腕見てて…」
自分の片腕に向けて撃つと片腕がきれいに無くなり血が滴り落ちる
光「お、おい?!なんてことをしてんだ?!」
望「大丈夫、生きてる間は蘇生が効く」
そう言って別の銃を取り出して自分の無くなった腕に撃つと血が床一滴も落ちておらず元通りになってる
光「え…お前…それは…?」
望「今見せたのは…『分解』と『再生』これがあれば…分解は嫌いなやつや確実に潰したいやつに使えば暗殺出来るし瞬殺にもなる。
再生は息があるうちならいくらでも怪我を無かったことに出来る
つまり、怪我したけど怪我した事実はなくなるんだよ」
光「ややこしいな…
整理すると…分解が人を殺すまたは再起不能に出来るってことか?」
望「そうゆうこと」
翔「で、再生が敵味方関係なく生かしたいと思えば怪我した痕跡を無くし普通の生活が出来る、と?」
望「翔、おかえり。
そのとおり…
私は…この能力あるからかんたんに拐われても戻ってこれる
それに…テレポートも使えるしね」
光「テレポート??今いるとこから別のとこに移動できるってやつ?」
望「そうだよ
…この人数なら行けるかな
皆、私の体どこでもいいからそこに捕まって?」
天幹「「「「わかった」」」」
望結に触れる
望「行くよ?」
1階の下っ端達のとこにテレポートする
光「ここは…1階?さっきまで2階にいたのに…」
望「これがテレポート」
夏「すごい…」
慶「ここまですごいとは…」
翔「びっくりだ…」
結「あの力だけでも…びっくりなのにこんなのまで…人間業じゃない…」
望結「そうだね、私は人間だけど化物だ。
私は魔法師と呼ばれている。
魔法師は今みたいに超能力みたいな能力を使える人を言うの。
光「すげ〜…」
望「黙ってたくないからバラしたけど…やっぱ…怖いよね…?」
光「なわけねーよ」
翔「そうだよ!!」
結「むしろかっこいいと思う」
夏「望結は敵にすると怖そうだけど…味方なら怖くない」
光「そうだな」
望「皆…ありがとう…
あ、今何時だろ…?」
光「22時だな。」
望「帰らないと明日も学校だ…」
「そうだったな…俺も帰らないとな
一応…あの学校じゃ真面目系で族のこと隠してるからな…
望結、家何処だ?
送る」
「大丈夫
あ、一応…連絡先ないと困るね…
光輝、スマホある?」
「そうか??
ならいいが…
スマホあるぞ」
スマホをお互い出して連絡先を交換する
「ありがとう
光輝経由で翔達にも教えてあげてもらえないかな?」
「了解だ
じゃ、明日学校でな」
「うん、またね」
私は倉庫の幹部室に戻りそこから家の目の前までテレポートする
「ただいま」
誰もいない家に帰ってくる
実は私は独り暮らしで私が持つ能力のせいで両親からの愛情は何もなく暴力や猥褻されて独りぼっちでいることが多かった
そして、ある日耐えきれなくて…分解の能力を使って殺してしまった…
な血も骨も塵もなく消したから証拠はないから親に捨てられたことになってる
今はあるとこの援助で住まわせてもらったりしてる
あるとことは、私を拾ってくれたのは名家とも言われる渡辺家(わたべけ)の主でもあり父親代わりの渡辺憲一(わたべけんいち)さんが捨てられて身寄りない私を引取ってくれた。
渡部家とは世界No.1の財閥であり組でもある
渡部組現当主が渡辺憲一さんで財閥はその奥さんの渡辺美香(わたべみか)さん
私の義理の兄その1でシスコン&ブラコンな渡辺秀(わたべしゅう)。
私の義理の兄その2でシスコンな秀兄と一卵性の双子で弟の渡辺優(わたべゆう)。
とても仲良くしてくれてて同じ瑠璃原中高一貫校の1個上の先輩として所属している。
理事長は兄達の叔父に当たる渡辺聖(わたべひじり)で兄達と私の担任は兄達と知り合いみたいで仲良さそう。
ちなみに、瑠璃原中高一貫校は不良校でもあり、教師の何人かはどこかの族の総長、副総長、幹部クラスの人達なのだとか…
怒ったら流石に私でも…殺気をかなり出されるから怖い…
「いつか…あの事件から救われること…あるのかな…
多分…また…あの家に戻ることになるだろうな…
でも、今だけ…このまま…幸せに浸りたい…」
ーあの事件とはー
ある日のこと、私が両親に暴力を受け続けて火傷や切り傷などを付けられていたときに誤って能力を使って分解魔法で両親を殺した
そして、私一人だけがその家に残ったけど家にいたくなくて…外に出た
そこで出会ったのが…彼、渡辺憲一さんだった
それからは渡辺憲一さん達の家でお世話になりあの元々住んでた家は売り払って貰って戸籍も名前はそのままに養子として渡辺家の戸籍に移してもらった
それからは組としても財閥としても活動出来るようにと色々な訓練を受けた
辛かったときもあったけど…能力をこっそり使って訓練を続けた
渡辺家の皆は能力のことを知らない
いつかは話さないといけないけど…軽蔑されそうで…怖い…また…私の居場所無くなるのではないかと思って…怖い…
天童は受け入れてくれた…でも…お兄ちゃん達が受け入れてくれる保証は何処にもない…
いつかは…お兄ちゃん達に話せたらいいのにな…
ートゥルルルルー
「あ、電話…
…憲一さんからだ…
どこか潰せって依頼かな…
…もしもし、憲一さん?」
憲一「すまない、明日の夜22時に至急で神沢組を潰してくれないか
優と秀と一緒に月虹華として倒してくれ。
レイプや暴行その他諸々やってたんだわ
頼めるか?」
望「良いですよ、組長。月、虹には私から連絡します
あの2人も同じ寮にいるので今話しつけてきます」
瑠璃原中高一貫校は寮があり男女でフロアは別れてるが各々のアポまたは家族であれば自由に入れるのである
憲一「すまないな、頼むぞ。」
望「おまかせを、組長。」
通話が切れる
望結はすぐさま兄達の2人部屋へと向かうがエレベーターに乗ろうとしたとこでばったり光輝と会ってしまう
光「あ、望結!!」
望「あれ、光輝?!どうして、ここに?!」
光「あぁ…ちょっとな…
そういう望結は?」
望「ちょっと…野暮用で…」
光「そうか…何階だ?」
望「えーと…あ、同じ階だ…」
エレベーターのボタンを見て呟く
光「じゃ、一緒に行こうぜ」
望「うん、お願いします」
目的の階に付き2人で降りて望結は兄がいる部屋に向かうと光輝も後ろをついてくるように歩き始める
光「望結、お前もしかして…俺と同じとこ向かってるのか?」
望「え?あ、そうみたいだね…
あ、ここだ…」
光「まじかよ?!
俺もここに用あるんだわ」
望「そなの?!
…光輝、先入っていいよ
私はちょっと時間おいてからまた来るから」
光「いや、せっかくだし一緒に入ろうぜ」
望「わかった」
目の前の部屋のインターホンを鳴らす
ーガチャー
「望結!!会いたかった!!全然会いに来てくれなくて寂しかったんだぞ〜!!」
ーギュッー
望結を誰かが抱きしめる
望「離れてくれるかな、秀兄??(黒笑)」
秀「ご、ごめん!!ん?そっちは光輝?なんで望結と光輝が?」
光「秀さんが俺を呼んだんでしょ…
そのときにここに用事あるっていう望結ばったり会っただけですよ」
秀「そうか…
2人とも上がってくれ」
望「わかった…
あ、秀兄!優兄いる?」
秀「優にも用があるのか?」
望「うん、できれば三人で今日中に話したい案件なの…」
秀「そうか…わかった
優は風呂入ってるから優の部屋で待ってろ
俺は光輝と話してから向かうから」
望「わかった
優兄の部屋どこ?」
秀「ここだ」
1か所のドアの前を指差す
望「わかった、ありがとう」
優の部屋に望結が入っていく
秀「光輝はこっちに来い」
光「はい」
ー秀と光輝で向かい合うように座るー
秀「まず、望結と仲良さそうだが…どういう関係だ?」
光「俺ら天童の姫にしました。」
秀「そうか…望結を頼むぞ…俺達じゃ、望結を救ってやれないから…俺らと同じ正統派のお前らに託す。それと…出来れば望結が世話になるついでに…天童と同盟を組みたいと思うんだが…どうだ?」
光「世界No.1と全国No.1じゃ天と地の差があるのにいいんですか?」
秀「あぁ、構わん
元々…望結の話以前に天童とは同盟組んでおきたいと思ってたんだ。
俺ら黒龍は賛成で纏まってるから天童のメンバー次第だ。」
光「そのために俺を呼んだんですか?」
秀「そうだ。
あと、俺と優は望結と兄妹だ。
血の繋がりはないがな。」
光「そうなんですか…」
秀「でも、俺らは妹としかとらえてないし俺らには彼女がそれぞれいるからな…
俺と優は世界ランクNo.2のハッカーとNo.3のハッカーでな、彼女のことはそれぞれで徹底的に調べあげてるから問題ないんだ
姫が裏切りとかある話だからな。
俺が世界No.2の闇で優が世界No.3の龍だ。
世界No.1は…コードネーム「月光」
その正体は闇に包まれ誰かがわからないんだ…
俺らでも…わからない…」
光「そうだったんですか…
まさか…世界トップ3の2人が光竜と臥龍だったとは…驚きました…
世界No.4がうちの雨宮結衣なんで…コードネームくらいは知ってたんですけど…意外でした…」
優「兄貴〜何話してんだ〜?」
秀「あ、優、来たか
同盟の話してた。」
光「お邪魔してます、優さん」
優「あの話か
お、光輝!来てくれてありがとな
一応、その返事は今じゃなくていいからメンバーと相談して答え決まったら教えてくれ
てか、望結来てんのか?」
秀「来てるぜ。優の部屋に入れた」
光「わかりました、優さん、秀さん。
返事決まったらここにまた来ます。」
秀「わかった。」
光「じゃ、俺帰りますんで望結には先に帰ったって伝えといてください。」
秀「良いのか、待たなくて?」
光「はい、今回はたまたま会ったってだけですので…
あと、望結手品出来るみたいなんですが…知ってましたか?」
秀と優「「知らないな」」
光「そうですか…
では、望結は言いにくいんですかね…
俺らには少しだけ話してくれましたけど…
俺の口からは言えないので本人から聞いたほうがいいかも知れませんね…」
優「そうか、望結がお前たちを信用したんだな。
光輝、望結を頼んだぞ。」
光「はい!2人にしっかり託されました!」
光輝は先に帰っていく
優「望結、呼んでくる。」
優が望結を呼びに行く
ーガチャ…ー
優「望結〜??」
望「優兄…
勝手に入ってごめんね?
秀兄に入っててって言われて…入っちゃった…」
優「気にしなくて良いぞ
望結は俺らの可愛い妹なんだから
おいで、リビングで兄貴が待ってるから行こ?」
望「うん!」
優と望結が秀のいるとこまで来る
望「あれ、光輝は?」
秀「先帰るって言ってたぞ」
望「そっか…」
安心したような顔する
秀「何か用事あったんだろ?
滅多に俺らと接触してこない望結が接触してくるくらいだからな」
望「うん…
ここに来る前に、光輝達の倉庫行って帰ってきて部屋で寛いでたら憲一さんから電話きた。
組長としての依頼で…
「月虹華として明日の夜22時に至急神沢組を潰せ」と言われたから伝えに来た。」
秀「わかった
一緒に行くか。」
優「そうだな、そのほうが早い」
望「ありがとう。この話は光輝にも聞かれたくなかったから帰ってくれて良かった…」
秀「別に光輝達ならそのこと話していいんじゃないか?」
望「まだ…私は言いたくない…
お兄ちゃん達が言いたいなら言ってほしい…
それとさ…お兄ちゃん達…私に隠してること、あるでしょ?」
秀「隠してないけど?」
望「お兄ちゃん達、世界No.1の黒龍の総長、副総長なんじゃない?」
優「…そこまで割れてるなら隠せないな
そうだよ、俺らは黒龍の光竜、臥龍だよ
でも、どうしてそれが俺らだってわかった?」
望「2人のロック…かなり簡単だったから私解けちゃって覗いたんだ…」
秀「俺らよりハッキングが上ってことは…望結…まさか…??」
望「そうだよ、私が世界No.1ハッカー月光。」
秀「そうだったのか…
あ、そういや…望結、答えれたら答えてほしいんだが…お前手品出来るのか??」
望「光輝が教えたのね?」
優「そうだよ。それと俺ら家族に話してないことあるんだろ?
天童には話して俺らにはしてない話が…」
望「そこまで勘付いたのね…
明日、組潰し終わったら…憲一さん達のとこ…帰ろう。そして、夜遅いから次の日に話そう。
天童とも同盟組むんでしょ?
なら、天童も呼んで。そこで…全て話そう」
秀「わかった。親父達に俺から望結から話があるから組み潰した次の日開けとけって伝えとく」
優「俺は光輝にいま連絡入れた」
望「じゃあ、今日は帰るね
明日の昼屋上に来て天童は多分、お兄ちゃん達と同盟組むだろうから私も天童の姫として見届ける
まぁ、お兄ちゃん達が黒龍ってのは隠してないだろうから屋上はお兄ちゃん達の縄張りだろうけど…天童のメンバーは全員ここの生徒らしいし…同盟組んだら…黒龍と天童で昼…食べれるじゃん?
私がご飯作っていくからさ♥」
秀「お!久々に望結の手料理食べれる!!」
優「ありがとな、望結」
秀と優が望結を撫でたり抱きしめたりする
秀「望結、今日は久々に三人で寝ようぜ?
どうせ望結は風呂入ったあとだろ?」
望「良いけど…お兄ちゃん達良いの?
他の生徒来たら…私が悪者にならない?」
優「気にすんな。いざとなったら俺達で望結を庇うからお兄ちゃん達に守られておきな」
望「ありがとう、お兄ちゃん
じゃ、一緒に寝よう?」
ーそのまま三人で眠ったー