今日も君に恋焦がれる

あ〜も、ほんとたまんないこの人。好きすぎる。



「じゃ、ちょっと色々済ませてくるね?あ、もう寝てていいから」



そう言ってそそくさに出て行った。


胡桃先輩を見送り寝室のベッドへと移り、スマホをいじって待つことに。


そうこうしていると胡桃先輩が入ってくるのが分かった。


んー、ちょっと寝た振りでもしてみようかな?


と目を閉じ、息をひそめる。


すると、寝室のドアがゆっくり開かれ、「葵くん?」と小声で呼ばれた。


あー…なんか騙してるみたいで申し訳なくなってくるわ。