今日も君に恋焦がれる

「起きて待ってるから。帰ってきたら覚悟しといて」



そう言って腕を離した。



すると、胡桃先輩は顔を真っ赤にして出て行った。


出て行く直前に男に止められ、「顔赤くない?大丈夫?」なんて声をかけられていた。


あ〜、失敗した。胡桃先輩のあんな顔他のやつに見られたくないのに。



「はぁ…帰ろ。」



俺は会社を後にした。


お互いの合鍵を持っていることもあり、胡桃先輩の部屋で帰りを待とうかとも思ったが、胡桃先輩がいない部屋に行ったところで…と思い自分の部屋で待つことに。