今日も君に恋焦がれる

ジーっと見ていると目が合う。


すると胡桃先輩の顔が一気に明るくなるからたまらない。


小走りで近寄ってくる姿が愛おしすぎる。



「葵くん、」



そばまで来ると周りを気にしながら小声で話しかけてきた。



「今日、後輩の子と飲みに行くことになったから、その……」



うん、知ってる、全部聞こえてたから。


それから胡桃先輩が何を言いたいのかも予想はつく。



「先に寝てて…いいからね?…」



恥ずかしそうにモジモジする姿を今すぐにでも抱きしめたくなる。