今日も君に恋焦がれる

だけど、あの日……今のアパートに越してきた日。


しなくてもいいんだろうけど、会社持ちのアパートということもあり挨拶しに隣の部屋を訪ねた。


チャイムを鳴らし、いっときするとドアが開いて出てきたのが胡桃先輩だった。


その時の胡桃先輩からはふんわりいい匂いがした。


俺はその瞬間なんとも言えない気持ちに襲われた。



「えーっと…どちら様ですか?」



と聞かれハッとした。



「あ、隣に越してきた真宮と言います。よろしくお願いします」