今日も君に恋焦がれる

胡桃先輩は全く気づいていないどころか、嫌われていると思っているみたいだが、そんなのあり得ない。


柳田先輩の態度と言動で誰でも気づくはずだ。



「なぁ〜、今度柳田先輩の同期組と飲ませてもらおうぜ?それなら七瀬先輩来るだろうし」



ヘラヘラする矢野の頭をさっきの倍の力で殴ってやった。



「イッッテ!!お前さっきから殴りすぎ!まじ痛え!」



ごめん矢野。柳田先輩への苛立ちもこめて殴ったわ。


痛い痛いと連呼する矢野を置き去りにしてその場を離れた。