今日も君に恋焦がれる

少しすると治る吐き気。


頭の中でよぎる言葉は……妊娠。



「だと困るな…」



トイレを出てデスクに戻ると琴音が顔を覗き込んできた。



「大丈夫?早退して病院行ってきな?」



と背中をさすってくれる。


正直、怖かった…。この現実を受け止めることが。


本当に妊娠していたら…どうしたらいいんだろう。


もう葵くんは彼氏じゃない。


彼女さんだっている。


絶対に迷惑はかけられない。