今日も君に恋焦がれる

このまま2人の会話を聞いていると必ず傷つく現実が待っていると分かっているのに…。



「夏美ちゃんすっげー可愛いもんな〜!お前ばっかりずりーな〜」



夏美ちゃん…って言うんだ?葵くんの新しい彼女さんか…。


ズドーンと胸に重いものがのしかかる。


きっと、この重いものはいっとき抱えて生きていかないといけないだろう。


ほらね。やっぱり聞かなければよかった。こういう会話にいいことなんてないんだもん。



「そろそろ戻んねーとな」



矢野くんの声にハッとする。