今日も君に恋焦がれる

だけど、それに触れることなく、会ってすぐは高校の頃の話しで盛り上がった。


が時間が経つにつれ、夏美の顔からだんだんと笑顔が消えていった。


俺に連絡してきた理由は分かっていたが、本人の口から聞くまで決して口を開かなかった。


すると、ついに夏美のほうから告げてきた。


彼氏から暴力をうけていること。


大金を貸していること。


話しを聞けば聞くほどクズ野郎だと思った。


話し終わる頃には夏美は肩を震わせながら泣いていて、一応元カノということもあり、ほっとけない余りに抱きしめていた。