今日も君に恋焦がれる

仲直りはした。だけど、こんなことになるならあの時に別れておけばって…。


琴音の質問に答えれずにいると、「なんか飲み物買ってくるから待ってて?」とその場から離れていく。


その背中を見ていると、寝不足からなのかフラッと目眩がし、咄嗟にその場に座り込んだ。


はぁ…。なんか食欲もないし、体もボロボロだし、もう最悪すぎる状況。


なんてことを考えていると、誰かが近づいてくるのが分かり、それが琴音だと思い顔を上げてハッとする。



「胡桃先輩?どうしたの?」


「…葵くん、なんで…?」