今日も君に恋焦がれる

だけど、いくら待っても出てくる気配はない。



「帰ってない、とか?…」



そっとドア越しに耳を当て、中の音を伺うが何も聞こえない。


スマホに葵くんからの連絡も入ってきてはいない。


なんだろう、この胸騒ぎ。


物すごい勢いで嫌な予感が襲ってくる。



「うん。会社行こ」



この胸騒ぎを誤魔化すように会社に急ぐ。


大丈夫!会社に行けばいつも通り葵くんがいて、胡桃先輩って呼んでくれるはず。


そう思うと自然と歩く足が早くなる。