今日も君に恋焦がれる

「…葵、くん…」



葵くんはわたしをジーっと見るだけで何も言わない。


この姿だもんね。さすがに幻滅、だよね。



「葵「今日ちゃんと話しがしたい。部屋で待ってて」



それだけ言うと自分の部署へと戻って行った。


話しの内容なんてもう分かってる。


はぁ。隣の部屋って気まずいな〜…。これは引っ越しを考えるレベルかもしれない。あの部屋好きだったんだけどな…。



「ちょっと胡桃!何突っ立ってんの?部長のところに早く行きな!」



琴音から背中を押され部長のデスクへと向かう。