今日も君に恋焦がれる

あー、頭がズキズキと痛い。


これは完全に二日酔いだ。


重い足取りでエレベーターに乗り込むと、二ノ宮さんが乗り込んできた。



「わっ、七瀬先輩っ」



なんでこのタイミングなの…。



「夕べ帰ってないんですか?」



わたしの姿を見てニヤニヤと笑う。



「柳田先輩とどこ泊まったんですか?柳田先輩もまだ来てないってみんな探してましたよ」



二ノ宮さんは何から何まで完璧。


…そういうところなんだろうな…。


多分この差はもう埋められない。