今日も君に恋焦がれる

仕方ない、タクシー拾お!


タクシーを捕まえそのまま会社まで向かった。


車内で化粧直しをするが、さすがに悲惨すぎて泣ける。


見るとスーツもシワだらけだし、これじゃどっかに泊まったことがバレバレだ…。


チラッとスマホをチェックすると琴音からの着信履歴の山。


これは謝らないと…。



「え、葵くん…?」



琴音からの着信履歴の中に1件だけ葵くんの名前が入っていた。


…なんの電話?別れ話し…?かな。



「はぁ…。」



ため息を吐いたと同時に会社に着いた。