今日も君に恋焦がれる

「まあ、結婚できそうにない時は俺に言え?俺が仕方なく貰ってやるよ」



柳田は冗談で言ったとばかり思っていた。



「うーん…まあ、それも有りかもね?」



お酒の勢いでそんなことを口走る。



「胡桃、お互い30までに結婚できそうにない時はこの話し実行させよ」



なんて真顔で言う柳田は本気なの?



「…柳田それ本気?」


「本気。」



わたしの目を真っ直ぐ見て言うから本気だ。


じゃそれまでに葵くんと……って考えるだけ無駄なんだ。はぁ…なんでこんなことになったんだろう?