「副社長ここで一人暮らしですか!?」
『そうだよ、流石に最上階じゃないけどね』
最上階でなくてもこんなにすごいマンション
の家賃なんて私の今の給料からだと計り知れ
ない
『この階の右からふたつ目が俺の部屋だから
覚えといて』
そう言われ案内された部屋は黒を基調とした
とてもシンプルな部屋だった
いや、シンプルというよりほぼ何もない部屋
だったそんな私の顔を見て察したのか
『何もないでしょ、俺の部屋職場変えるのと
同時に引っ越したんだけどギリギリだった
からちゃんと分ける時間なくて
最低限のもの以
外全部捨てたらこんなんになっちゃった
よ』
と副社長が不足してくれた
