これは、私の生きた思い出のお話


私は自分を見失い、偽り、たくさんの自分を持っていた。

木登りをする小さな私
優等生な私
いい子な私
登校から下校まで一切喋らない無口な私
無表情で何にも動じない強い私
リスカで寂しさを誤魔化す愚かな私
笑顔でいつも幸せそうな私
子供のように無邪気な私

私には自我が無かった。


変わろうと思った。
変わりたいと