……寿命が減ったことの証明なのか。 いや、そんなことはどうだっていい。 大切なのは、今がいつなのかということだけだ。 俺はベッドから飛び降りると、階段を駆け下り、母さんに疑問を投げかけた。 「母さん! 俺今何歳⁉」 「え、都生?……何歳って、十五歳でしょう?」 「十五歳⁉」 「あんた……疲れてんの? 明日高校の入学式なんだから早く寝たらどう?」 「……あ、あぁ。そうする」