穂希と二人、ベッドにもたれかかってコントローラーを握る。
「すりー、とぅー、わんっ、レッツファイト!」
ブオンッとカー〇ィがものすごいスピードでハンマーをふるう。
だが……ここだ!
俺が操作するキャラ、マリ〇がぎらりと目を輝かせ、一瞬の隙を見せたカ〇ビィにパンチを食らわせる。
パンチは見事〇ービィにクリーンヒットし、一瞬のうちにピンク色の球体が場外に吹っ飛んだ。
そのままストンと奈落に落ちていく球体。
「あっ……」
一瞬でついた決着に、穂希が小さく漏らして、俺はぎくりと肩を震わせる。
やべぇ、いつもの癖で瞬殺しすぎたっ……。


