BLOOD VAMPIRE




お風呂も上がり
自室へ戻ると



「明日はとうとう文化祭かぁ…楽しみだな!!」



ベッドにダイブして
一人で大はしゃぎをする。



「何をなさっているのですか?」



その声にバッと起き上がり
ドアの方へ振り向くと
いつの間にかレイが
立っていたーーーーーー。


「ちょっと!!ノックぐらいしてよ!!ビックリした!!つか、勝手に入ってくんな!!」



「ノックしたのに返事をしなかった、お嬢様が悪いのです。」



ニッコリ笑顔で
近づいてきて


私の隣に座るレイ。
そして私の髪に触れる


ーーーーーーーーードキッ。


な、何?
何これ?


ドキンドキンドキンッーーーーー。


なんか心臓がうるさい……!!



その髪を自分の口元まで
持っていきキスを落とす。



「お嬢様…髪はちゃんと乾かすように申しつけた筈ですが…。風邪を引いても知りませんよ?」



からかってるだけでしょ?
なのにそんなに優しく
微笑まないでよーーーーー。