BLOOD VAMPIRE




けれど驚いていたのは
レイだけではなく



女王様、ローザスさん
リアスさんも驚いた
顔をしている。



その他のみんなは
今の現状が分からずに
ただ呆然と立ち尽くす
だけだったーーーーーー。



「驚いたでしょー?死んだはずの私がここにいるんだもんねー。そりゃ、そうよね、出来損ないの可愛いレイくんっ」



ニヤリと口角をあげ
レイに近寄る少女



出来損ない…!
確か前にも聖くんが
レイのことそう言ってた!!



「マリン・ソロル…blood vampireを裏切った反逆者。確かに私がこの手で…」



そう言って自分の手を
見つめるレイに


少女は絡みつく。



なっ!
こっちからは触れないのに
向こうからは触れるなんて…


これも魔力のうち?
けれど特別な血が
流れて無いから魔力が
存在するわけない。