帰り道。
いつものように部活が終わり
雪と帰宅していると



「二人可愛いねー!」



「俺らとさ一緒に遊びに行かね?」



こんな田舎町でナンパなんて
さみしい奴らだな。



「いや、あの私たち待ち合わせしてるんで…」



「えー?誰とー?まさか彼氏?そんなんほっといて俺たちと遊びに行こうよー!!」



雪の発言に食い下がる
事なく彼女の腕を掴む
チンピラ共


「雪に触らないで!!」



私は男の手に思い切り
噛み付いたーーーーー



「いってぇーな!!このやろう!!」



バシンッ


思い切り顔を殴られ
鼻から血が垂れる



「うっ…」


なんとか踏みとどまり
怯える雪の前に立ち
戦おうとしたが



いとも簡単に拘束され
暴行されるーーー



その間に車まで
連れて行かれる雪



私は大切な親友も
守れないの?



悔しい悲しい。


「りりか様」


突然、聞き覚えのある声が
聞こえてきて


ドゴォォォンッ


「助けに参りました」


見上げるとレイがいて
雪を抱きかかえていた。



男たちの車は粉々に
潰されていて男たちは
気を失っていた。




嘘でしょ…レイ
なんで…?