BLOOD VAMPIRE




「場所は用意してありますの。」



両手を前にだし
どこから出たのか
キラキラした粉を振りまく




その瞬間



家の中の模様が
一瞬にして変わっていく



「なに!?何事!?」



完全に変わってしまった
部屋の壁に触れてみる


冷たい!?



「ふふふ…。ここは鉄で作られた領域ですの。」



太陽の血の力は
こんなことも
出来てしまうの?



「これで、たっぷり暴れられるな…。」



シャロンさんが
ニヤリと笑う…



私の額からは
大量の嫌な汗が吹き出る。



「ちょっと待ってください…。レイと一緒じゃなきゃ私…」



「それではーーーーー決闘開始!!」



私の発言を遮り
女王様が合図を
下すのと同時に



「アクアロゼンタ!!」



シャロンさんが
攻撃をしかけてきた



あーーーーーーっ!!
もうっ!!



どいつもこいつも
自分勝手なんだから!!



ヴァンパイアは
人の話を無視するのが趣味?



こうなったら仕方ない…
決闘でも何でもやってやる!!