BLOOD VAMPIRE




しかしどうやって
呼び出そうか…



携帯なんて使っていたら
その間に殺されてしまう……



次々と攻撃を下す双子を
必死に交わす私…




けれどスピードが
追いつかず



少年の双剣が
光を帯びながら
私の胸を目掛けて
飛んできたーーー。



嘘でしょ……
避けられない!!



ギュッと目を瞑り
歯を食いしばる



けれどカキーンという
金属同士をぶつけ合ったような
鈍い音が耳を掠めて



私は勢いよく目を開いたーーー。