「何でここにいるの!?」



「何でと言われましても、今日からここの生徒ですから」



生徒だからって…………


お前いったい
何歳だよ!?



「で、契約する気になりましたか?」



「なるか!!絶対しない!!そもそも契約って何!?」



こいつのせいで
昨日あまり寝れなかった
っていうのに…………



「あら、レイじゃない。久しぶり。」



私がレイを思いきり
睨み付けていると
後ろから声が聞こえてきて………




「何故、貴女がここに?」



レイの顔つきが
少し変わった。




「何でも何も私はここの生徒よ。ちゃんとしたね。」




「相変わらず生意気な口ですね。年下の癖に」




確かこの子…………
霊感少女と噂されてる
白鬼院 薔薇(シラキイン ローズ)ちゃん
だよねーーーーーーーー?




「ふんっ。その年下に敬語を使ってるのは誰かしら?全ては貴方にかかっているのよ……その子の血が奴等に奪われてしまう前に」



「貴女ごときに言われなくても重々承知していますよ」



さっきまでとは違う
目が笑ってない笑顔で
薔薇ちゃんを見るレイ。



なんなの?
この異様な空気と
理解しがたい話は。



薔薇ちゃんまで
私の血を狙ってるの?



え、なに?
もしかして実はマフィア!?



血ってまさか
私の命を狙ってるってこと!?