「……無理っぽいね」
「表示されたら最後ってことか……さっき電源切ってみたけど、切ることもできないみたいだしな」
「ねぇ、千恵ちゃんのケータイ解約しちゃうってのはどう?千恵ちゃんのじゃなくなるんだから大丈夫かもよ」
「そんなので本当に平気なのかよ」
「えーダメかなぁ……千恵ちゃんが持ってるから、呪いが千恵ちゃんにかかるんじゃないの?」
「その辺の法則もわからない。でも最終手段としてそれやるのもアリだな。でもバクチはやめときたい、命かかってるんだぞ」
俺が口を挟むと、山岡が頷いた。
「そうだね、この手は乱暴すぎるよね、手元からケータイ離す方がなんか怖いよ」
「あのさ、さっき山岸さんのケータイに電話したじゃん?おばさんが出たんだけど、ケータイ借りていいって」
敦子は言って席を立った。
俺と山岡の視線がその動作を追う。
「時間あるし、今貰ってくる。それと、森先輩にも話してくる」
「え、おい、大丈夫かよ」
「大丈夫だよ。だって急がないと。千恵ちゃんには時間がないんだよ。あやふやな推理してる時間があるなら、より確証を高めて推理しなきゃ!」
敦子にしては、まともな発言をしてるな。
「試験期間前だけど……事が事だし、絶対来てくれるよ」
「敦子ちゃん、ありがとう」
山岡の瞳からまた涙が落ちた。
自分のために一生懸命になってくれる敦子の気持ちが山岡にとって、どれだけ助けになっているのか
それは俺がハタから見ていてもよく分かった。
敦子が弾丸のように喫茶店を飛び出ていくと、俺と山岡だけが残る。
俺はオレンジジュースを飲みながら、事態を整理しようと頭を回転させていた。
ムーントピックで3人が死んだのが始まりになるのか?
それより以前から、実は噂にならないだけで
発生していたのでは?
死の待ち受け画面に表示されている、写真は何なのか?
「潤君」
山岡に声をかけられ、現実に帰ってくる。
「表示されたら最後ってことか……さっき電源切ってみたけど、切ることもできないみたいだしな」
「ねぇ、千恵ちゃんのケータイ解約しちゃうってのはどう?千恵ちゃんのじゃなくなるんだから大丈夫かもよ」
「そんなので本当に平気なのかよ」
「えーダメかなぁ……千恵ちゃんが持ってるから、呪いが千恵ちゃんにかかるんじゃないの?」
「その辺の法則もわからない。でも最終手段としてそれやるのもアリだな。でもバクチはやめときたい、命かかってるんだぞ」
俺が口を挟むと、山岡が頷いた。
「そうだね、この手は乱暴すぎるよね、手元からケータイ離す方がなんか怖いよ」
「あのさ、さっき山岸さんのケータイに電話したじゃん?おばさんが出たんだけど、ケータイ借りていいって」
敦子は言って席を立った。
俺と山岡の視線がその動作を追う。
「時間あるし、今貰ってくる。それと、森先輩にも話してくる」
「え、おい、大丈夫かよ」
「大丈夫だよ。だって急がないと。千恵ちゃんには時間がないんだよ。あやふやな推理してる時間があるなら、より確証を高めて推理しなきゃ!」
敦子にしては、まともな発言をしてるな。
「試験期間前だけど……事が事だし、絶対来てくれるよ」
「敦子ちゃん、ありがとう」
山岡の瞳からまた涙が落ちた。
自分のために一生懸命になってくれる敦子の気持ちが山岡にとって、どれだけ助けになっているのか
それは俺がハタから見ていてもよく分かった。
敦子が弾丸のように喫茶店を飛び出ていくと、俺と山岡だけが残る。
俺はオレンジジュースを飲みながら、事態を整理しようと頭を回転させていた。
ムーントピックで3人が死んだのが始まりになるのか?
それより以前から、実は噂にならないだけで
発生していたのでは?
死の待ち受け画面に表示されている、写真は何なのか?
「潤君」
山岡に声をかけられ、現実に帰ってくる。