開かれたホールへの入り口からは

まっすぐ階段が地下へと降りていた。



黒、白、黒、白



階段は互いに色を変えつつ地下へと伸びていた。



敦子が口元を押さえた。

深い毒のような異臭



だがその毒の霧に、飛び込んだ。



いるんだ、蔵持七海が。




間違いない。




今度こそ






今度こそ












答えに辿り着ける