『もう、友達辞めるかもしれない、だってさ。結構目が、キれてたらしいぜぇ……』
「……」
『そんで、しばらくして、蔵持七海が失踪。クラスでは池谷との仲がこじれて学校来れなくなったんだろうってレベルでスルーされてたらしい。後付だったみたいだけど、池谷がそう説明してたらしい』
「でも、結局は吉沢アヤト絡みだろ?」
『原因がってこと? 』
「そうだ。吉沢アヤトを池谷美保と、蔵持七海が取り合ったことが原因だろ」
『詳しいじゃん、調べることなかったな、ご名答~』
「もう、十分だ。間違いない、池谷美保が蔵持七海を……」
『池谷が恋愛のもつれで? 蔵持七海を殺した? ってことか? ありえねだろ。池谷だってそりゃ、カッとはしたらしいけど、蔵持のこと、本当にお気に入りだったらしいぜ? 男くらいで……普通、殺すか?』
「お前、いつか女に後ろから刺されるぞ」
『え、それやだ』
「女って生き物は、好きな男に関わることは、人智を越えた反応するんだよ。覚えとけよ」
『お前に語られたくねぇー!』
「とにかく、山岡頼むぞ、助かった。じゃな」
「河田くん、何だって?」
敦子の言葉に、ケータイを閉じながら視線を返した。
「やっぱり、池谷との間で、吉沢アヤトを廻って騒動があったことは確からしい。それが殺害の原因になったかは分からないけど、蔵持はそれ以降学校には行ってない」
「それで、それから何日かたって、3人が死んだってことだな」
堀口俊彦の言葉に頷いた。
「3人が見つかったのは、6月半ばでしたね?」
「そうだね。死亡されたとされる日は、6月15日から18日の間。そう……奇しくも、七海の誕生日を挟んでる」
霧島悠太は言って、プリントアウトされた地図に視線を落とした。
「……」
『そんで、しばらくして、蔵持七海が失踪。クラスでは池谷との仲がこじれて学校来れなくなったんだろうってレベルでスルーされてたらしい。後付だったみたいだけど、池谷がそう説明してたらしい』
「でも、結局は吉沢アヤト絡みだろ?」
『原因がってこと? 』
「そうだ。吉沢アヤトを池谷美保と、蔵持七海が取り合ったことが原因だろ」
『詳しいじゃん、調べることなかったな、ご名答~』
「もう、十分だ。間違いない、池谷美保が蔵持七海を……」
『池谷が恋愛のもつれで? 蔵持七海を殺した? ってことか? ありえねだろ。池谷だってそりゃ、カッとはしたらしいけど、蔵持のこと、本当にお気に入りだったらしいぜ? 男くらいで……普通、殺すか?』
「お前、いつか女に後ろから刺されるぞ」
『え、それやだ』
「女って生き物は、好きな男に関わることは、人智を越えた反応するんだよ。覚えとけよ」
『お前に語られたくねぇー!』
「とにかく、山岡頼むぞ、助かった。じゃな」
「河田くん、何だって?」
敦子の言葉に、ケータイを閉じながら視線を返した。
「やっぱり、池谷との間で、吉沢アヤトを廻って騒動があったことは確からしい。それが殺害の原因になったかは分からないけど、蔵持はそれ以降学校には行ってない」
「それで、それから何日かたって、3人が死んだってことだな」
堀口俊彦の言葉に頷いた。
「3人が見つかったのは、6月半ばでしたね?」
「そうだね。死亡されたとされる日は、6月15日から18日の間。そう……奇しくも、七海の誕生日を挟んでる」
霧島悠太は言って、プリントアウトされた地図に視線を落とした。


