それから数日。 どんな嫌な客にも愛想を振りまいて接客するようにした。 日が経つにつれて、指名もどんどん増えていった。 「可愛いね、」 みんなそう言ってくれる。 私も顔では笑っているけれど、そんなの表面上だけだった。 だってね、そんな言葉が欲しい訳じゃない。 私は愛が欲しい、 ……本当の愛が欲しいの。