「……あれ」





仕事が終わって帰ろうとした時。





「私どっちから来たっけ……」




帰り方がわからなくて困り果てた。






仕方なく適当に時間を潰して、寝て。


夜は、また仕事で働いて。




……そんな日々が続いた。