「誰もそんなことしねーよ。それ、治しにいくだけ」 その言って血の滲んだ私の足を見た。 「な、なんだ……」 「ははっ。あんた、面白いね」 ━━━‥‥‥ 「座って」 店の裏側に連れて行かれ、適当に椅子に座らされた。 「ちょっと待ってて」 と言い残し、彼はその場を離れた。