部屋に入ると、鍵を閉め、いきなり壁に押さえつけられた。 「痛っ……」 「……俺から逃げられるとでも思ってんの?」 挑発的な目。 「……っ……離して……」 「……なんで?ヤりたかったから、のこのこ俺についてきたんじゃねぇの?」 のこのこついてきたって……無理矢理連れて来たのはあんたの方でしょうが!! あまりにも一方的なこの状況に、腹が立たずにはいられなかった。 「離せっつってんの!」 私は必死に抵抗する。