◆
「ほら、こっち向いて」
「んー!」
不満そうな声を漏らしたルマをなだめる。
泣いたから、目が腫れを濡らしたタオルで冷やしているところだ。
僕に引き留められて不機嫌そうである。
ルアは川で何かを見ているようだ。
おたまじゃくしか、川魚か。
あまり遠くに行かなければいいが…。
ルアは興味津々で、どんどん前に進むからなぁ~。
ルマと反対の性格で双子なのにって思ってた。
そんなの偏見でしかなかった。
双子だって違う人間だ。
それは忘れてはいけない。
もし忘れたときは、
“傷つけてしまう”
から。
「ほら、こっち向いて」
「んー!」
不満そうな声を漏らしたルマをなだめる。
泣いたから、目が腫れを濡らしたタオルで冷やしているところだ。
僕に引き留められて不機嫌そうである。
ルアは川で何かを見ているようだ。
おたまじゃくしか、川魚か。
あまり遠くに行かなければいいが…。
ルアは興味津々で、どんどん前に進むからなぁ~。
ルマと反対の性格で双子なのにって思ってた。
そんなの偏見でしかなかった。
双子だって違う人間だ。
それは忘れてはいけない。
もし忘れたときは、
“傷つけてしまう”
から。



