◇
「ママの好きなお花ないな…」
見れなくて残念だな。
「ないの?」
「見つけられないから、まだ咲いてないのかな~」
そう言うと、二人は顔を暗くした。
「まま悲しむかなぁ」
「ままは怒るかな~」
ビー玉みたいな大きな瞳を潤ませた二人を見た瞬間、僕は焦った。
「えーっと…ルア、ルマ?」
「まま、泣いてるかなぁ」
「ぐすっ…」
僕の声に反応しない。
「ママは怒ってないよ」
根拠はないけど、そんな感じがする。
「まま、っく、怒ってない?」
「ほんとにぃ?」
しゃくりあげながら、僕に真偽を尋ねてきた。
「ママなら、きっとそう」
僕はユイなら…って確信している。
この自信はどこから湧くのだろうか。
「まだ咲いていないみたいだから、また次探しに来よう?」
今年は咲くのが遅れてるのかな?
「うんっ…」
「ママの好きなお花ないな…」
見れなくて残念だな。
「ないの?」
「見つけられないから、まだ咲いてないのかな~」
そう言うと、二人は顔を暗くした。
「まま悲しむかなぁ」
「ままは怒るかな~」
ビー玉みたいな大きな瞳を潤ませた二人を見た瞬間、僕は焦った。
「えーっと…ルア、ルマ?」
「まま、泣いてるかなぁ」
「ぐすっ…」
僕の声に反応しない。
「ママは怒ってないよ」
根拠はないけど、そんな感じがする。
「まま、っく、怒ってない?」
「ほんとにぃ?」
しゃくりあげながら、僕に真偽を尋ねてきた。
「ママなら、きっとそう」
僕はユイなら…って確信している。
この自信はどこから湧くのだろうか。
「まだ咲いていないみたいだから、また次探しに来よう?」
今年は咲くのが遅れてるのかな?
「うんっ…」



