「お花、ないね」
「ままの好きなお花ないの?」
ルマがくりくりした純粋な瞳で僕を見上げて言う。
「ないね…」
それでも諦めるものか!と意気込んで、全力で探す。
「他の場所も探してみようか」
ルマの手を引き、前方に見える花壇へと移動する。
「ぱぱ、見てみてー!」
「おぉルア、どうした?」
さっきまで横で何かを探していたルアが丸めた手をこちらに近づけてきた。
何か、嫌な予感…。
「ほらー!」
それと同時に開かれた手からミミズが勢いよく飛び出てきた。
「わきゃー!!」
即座に悲鳴を上げ、ルマは繋いでいた手を離し、僕の後ろに隠れた。
その行動に背筋が凍るのがわかった。
僕だって、僕だって……!
「ルマ、パパも…虫むり!!」
そう言って僕は、ルマに抱きつく。
「るま~、ほらっ」
僕たちの反応を楽しむようにルアが近づけてくる。
「うっ、ひっく、るあきらい…」
僕の服を鼻水だらけにしながら言うルマ。
「ルア、逃がしてきて…」
僕はかすれた声でそう懇願した。
服の心配もしたいところ…。
「仕方ないな~」
残念そうにミミズを土に戻していた。
「じゃあね、ばいばい!楽しかったよ!」
楽しかったのか…。僕たちを弄ぶなんて…。
とんでもない出来事だった…。
一気に疲れたような気がする。
「ままの好きなお花ないの?」
ルマがくりくりした純粋な瞳で僕を見上げて言う。
「ないね…」
それでも諦めるものか!と意気込んで、全力で探す。
「他の場所も探してみようか」
ルマの手を引き、前方に見える花壇へと移動する。
「ぱぱ、見てみてー!」
「おぉルア、どうした?」
さっきまで横で何かを探していたルアが丸めた手をこちらに近づけてきた。
何か、嫌な予感…。
「ほらー!」
それと同時に開かれた手からミミズが勢いよく飛び出てきた。
「わきゃー!!」
即座に悲鳴を上げ、ルマは繋いでいた手を離し、僕の後ろに隠れた。
その行動に背筋が凍るのがわかった。
僕だって、僕だって……!
「ルマ、パパも…虫むり!!」
そう言って僕は、ルマに抱きつく。
「るま~、ほらっ」
僕たちの反応を楽しむようにルアが近づけてくる。
「うっ、ひっく、るあきらい…」
僕の服を鼻水だらけにしながら言うルマ。
「ルア、逃がしてきて…」
僕はかすれた声でそう懇願した。
服の心配もしたいところ…。
「仕方ないな~」
残念そうにミミズを土に戻していた。
「じゃあね、ばいばい!楽しかったよ!」
楽しかったのか…。僕たちを弄ぶなんて…。
とんでもない出来事だった…。
一気に疲れたような気がする。