10話

  デート当日

 私は家の近くにある公園で待ち合わせをしていたのでゆっくりしていた。

待ち合わせの時間が近づきそろそろ行く準備をしていたらお父様がやってきた。

 
 真夜(父) :  「お!ゆりどこかに行くのか?」

  ゆり   :  「うん!ちょっと友達と出かけてきます。」 

 真夜(父) :  「みずきちゃんか??今度家に遊びに連れて来なさい。」

  ゆり   :  「うん!わかりました。じゃあ行ってきます」

 真夜(父) :  「あ!!待ちなさい!今日お父さん達夜ディナーに行くから来なさい!車用意しておくから。」


  ゆり   :  「えっ!!お父様今日はごめんなさい!行けないです」

 真夜(父) :  「何でだ??みずきちゃんと遊びに行くんだろ?連れてくればいいじゃないか?久しぶりにご飯を一緒に食べたいしな」


  ゆり   :  「ごめんなさい!嘘をつきました。今日は水木と遊ぶのではないのです。本当は彼氏とデートなんです。」


 真夜(父) :  「わかっているよ!だから今日連れて来なさいと言ったんだよ!ゆりは私たちに彼氏くんを紹介してくれないのか?」


  ゆり   :  「う〜〜、、、そう言うわけではないのですが、、わかりました聞いてみます。」


とだけ言って急いで待ち合わせの場所に向かった。


 公園に着くともう翼はベンチに座って待っていた。


  ゆり  :  「ごめん!遅くなっちゃって、、、」

   翼  :  「いや大丈夫!!じゃあ行くか?どこ行きたいか決まっか??」

  ゆり  :  「うん!!ショッピングモールに行きたい」

と言うと手を握られ歩き始めた。歩きながら朝お父様に言われた事を翼に伝えた。

 
  ゆり  :  「翼〜あのね夜なんだけどなんか予定とかあったりする?」

   翼  :  「うん?デートなんだから予定入れるわけないだろ笑笑」

  ゆり  :  「そっかあの本当に急なんだけど、朝お父様に夜のディナーに彼氏を連れて来なさいって言われっちゃって、もし翼が嫌じゃなかったら一緒に行かないか?


と言うと翼は驚いた顔をしてこっちを見た。


  翼  : 「お父さんに俺の事話したのか?」

  ゆり  :  「ううん!まだ話してない!今日友達と遊びに行くって言ったらもうバレてて車まで用意するって言われて断れなかったの!」


と言うと翼はため息をつきながら言った。


   翼  :  「それ強制的にこいって言われたって事じゃないかー!!ゆりは嘘が下手だからな〜」


と笑われながら言われたので私はムッとした。


   翼  :  「じゃあディナー用の服買いに行かないとな!」


といい断られなかったので安心してショッピングモールに向かった。