出会いの“キセキ”


「まじその日俺幸せ死するかも~」

「えぇ…死んだら困るし↓」

「まぁミアビ残してなんか死なねーよ♪」


今日、一気に2人の距離が縮まった。
先月よりも、先週よりも、昨日よりも…
ずっとずっと幸せだった。



「そろそろ時間だなっ」

「はいっ次神社かぁ~~」

「行くぞっっ」

そう言うと、カズキさんは私の指に
自分の指を絡めた。

私がそれを握り返すと、
カズキさんは微笑み
「ありがとな♪」
と言って、2人は歩き出した。



神社はここから10分くらいで着く。
けど私にはその10分が5分程度に感じられた。

多分…楽しくて、幸せだったから。

「ミアビ今はちまきもってる??」

「持ってますよ♪」

これを聞くって事はもちろん……